猫様の下僕姉弟の生活

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【The Sinking City】 クリア&トロコンを経ての感想・評価

The Sinking City(シンキングシティ)をトロコンするまでやり込んだのでプレイした感想と評価をまとめます。

まず結論から

プレイヤーが探偵業をロールしながら楽しくプレイできる良ゲームでした

評価は 4.5くらいです

クトゥルフ神話を題材としたゲームをプレイするのは、これが2本目(ブラッドボーンは除く)で前回は「コール・オブ・クトゥルフ」をやっていました

それと比較すると、どの面を見てもこちらの方が面白かったです

以下、個人的な意見をまとめていきます

 

良かったところ

オープンワールド形式と舞台の設定

本ゲームはオープンワールドを謳っていますが厳密には違います

色々な場所にいけるというよりは、街の内ならつながっているので自由に移動できますといった形式です

街は人が住んでいる安全地帯と、化け物が存在する危険地帯とが密接するようにつくられており、怪異をより身近な存在として感じることが出来ました

またオークモントという架空の地を舞台にしているため、人間以外の種族が隣席しているのも良いスパイスとなっていました

 

難易度設定の幅

謎解きと戦闘でそれぞれ難易度を変更することができます

ストーリーをサクっと楽しみたい人や、化け物との戦いに緊張感を持ちたい人など自分の好みにあった難易度を組み合わせてプレイすることができます

ただし一番簡単な設定にしても慣れるまでは少し難しいと感じるかもしれません

中型の化け物の攻撃を2回食らうと死んでしまうレベルなので・・・

(HPが大して上がらないのでこれは最後までそうです)

 

面白い設定

オークモントという街では金はただの紙切れであり、酒や煙草、特に弾丸が金の代わりとして扱われています

また物の流通も物々交換で行われており作中でもそういった記述がでてきます

こういった、その街における特別なルールというものは作品に入り込むためのスパイスとなります

 

探偵としてのロールプレイ

この街で起きる事件を解決するに当たり情報収集は欠かせません

1つの手がかりを元に、警察や図書館、病院などの施設で調べ物をすることができ新たな糸口を見つけることができます

ただナビゲーションに従うのでは無く、自身の手で真相を探っていく面白さがここにはあります

そのため、そういった作業をつまらないと感じてしまう人にはオススメはできないとも言えてしまいます

 

正気度の存在

TRPGではSAN値と呼ばれるもので案外馴染み深い言葉かと思います

主人公であるチャールズは謎の幻覚が見えるという設定があり、正気度が低下した時などに発症します

ストーリーのムービーだったり、特定の記事を見た時など随所に演出がばら撒かれています

操作時は、特定のオブジェクトの近くや化け物との戦闘により正気度が下がり幻覚が見えたり視界が白黒になったりと影響を与えてきます

自分の身体に何かが纏わりついていて、それを振り落とすようなモーションなども見ることができます

単なる設定としてでなくゲーム内のシステムとしてうまく落とし込めていて良いです

 

悪かったところ

ファストトラベル機能

オークモントは何個かのエリアに別れており、各地で見つけた電話ボックスを通してファストトラベルすることができます

その機能自体は便利なのですが、使用頻度が高いくせに毎回電話ボックスまで移動しなければいけないのが面倒でした

開いたマップから電話ボックスにファストトラベルできれば良かったです

 

NPCの種類

顔グラの使い回しの多さが目立ちました

当然主要キャラクターは問題ないのですが、その他に属すようなNPCキャラクターは同じような見た目のものが蔓延っています

そのためメインクエストやサイドクエストをプレイしていると、多くの人名が出てくるにも関わらず「あれ?こいつさっきもいたよな」ってなります

ゲームの根幹に関わる部分ではないのでリソースを割けとは言いませんが、もう少しだけ顔や髪型のパターンを増やして欲しかったです(凄いモミアゲの人が超印象的です)

 

化け物の種類が少ない

身近な怪異として良い点に挙げましたが化け物は6種類ほどしかおらず数時間もプレイしていると見飽きてしまいます

ゲームの主点は探偵業にあるので戦闘システムは二の次とは思いますが、せっかく設計したのにこれだけだと勿体ないと感じてしまいました

レベルを上げてプレイヤーを強化し、新武器を手に入れてもやることが同じなのが残念でした(というか近接攻撃で怯む敵が多いので途中から殴りまくっていた)

 

ボートの操作性が悪い

オークモントは洪水の影響によりマップの3割程度が水没しているため、水上は各地に設置されているボートで移動します

ボートの操作自体は単純なのですが、スティックを倒してからゆっくりと軌道が変わるため思ったように進みませんでした

更にオブジェクトに挟まったり下に潜り込むことが頻発し、仕方なく降りることも数回ありました

しかし水中に数秒いると人食いウナギがよってきてプレイヤーに継続ダメージを与えてくる謎設定のせいで死にかける、なんてこともありました

あと普通にボートのエンジン音がうるさく感じます

 

ローディング量とカクつき

最初は気になりませんでしたがプレイを続けるうちにロードの多さにイラつきました

オープンワールドで街を丸ごと読み込むので最初はそんなものかと思っていましたが、現在地点の外側しか読み込んでないと思われます

たとえば内側(建物)である警察署や図書館に入る時にも追加でロードが発生します

全体のロード時間に比べれば数秒ですがテンポが悪いです

マップを開くボタンを押してから表示されるまでに1.2秒かかり画面がフリーズしたように見えたり、マップ画面に移ってからマップが表示されるのに1.2秒かかったりしてまるで最適化されていない事が分かります

また魚市場のような地下があるエリアも同様で、階段に近づくと突然ロードが入ったりしました

他にも何も無い場所を歩いていただけで数秒固まったりすることもあり、酷い時は3秒ほど固まり処理落ちしたのかと思うほどでした

 

まとめ

プレイしているとちょっと気になるところも多々ありましたが、ゲームとしての出来は良くストーリーも楽しめました

EDも3種類あり、周回しなくても全部見れる設計だったのは良ポイントです

「インスマス人」がいたり、化け物と戦えたりと特有の不気味さを織り交ぜながら展開される内容でしたので、クトゥルフ神話が好きな方や興味がある方は是非プレイしてみてください