英雄伝説 閃の軌跡I:改をクリアしたのでプレイした感想と評価をまとめます。
まず結論から
まぁまぁ楽しめるゲームでした
評価は 3.0くらいです
RPGゲームは好きなのでよくやりますが、英雄伝説シリーズはナンバリングタイトルが多いため手を出せずにいました
そのため英雄伝説の名前は知っていましたが、プレイするのは初めてとなります
また、本作は過去にフリープレイ対象として配布されたゲームのためライブラリに入っている人もいるかもしれませんので、プレイするかどうかの参考にしてみてください
以下、個人的な意見をまとめていきます
良かったところ
豊富なテキストと世界観
英雄伝説シリーズは世界観重視のゲームのため、設定が緻密に練り込まれております
そのため英雄伝説を初めてプレイする人でも大体の基礎知識が入ってくるように設計されており、不自由なく進めることができました
また、ゲーム内のテキスト量が膨大でありメインストーリー以外のコンテンツにも力が入っています
特に良かったのは、街や学校に居るNPCにも固有名詞と3Dモデルが用意されており、それぞれが自分たちの生活をしている点です
本作は士官学校をステージとしているため、入学から10月くらいまで時が進みますが、それに合わせてNPC達のミニストーリーも進行していきます
そのため、ただのNPCだと一蹴するのではなく全員の話を聞いていくことで別口の楽しさを得ることができました
また、午前午後などの時間経過で全キャラクターの会話内容が変化するため、どんだけテキスト用意してあるんだと驚きました
ハイスピードモードの搭載
元々はPS3やVitaのソフトでしたが、PS4へのリマスターに合わせてハイスピードモードが搭載されています
これのおかげでゲームを数倍の速度でプレイできるため快適に進めることができました
通常速度でプレイするとかな~りもっさりしているため、これがないとフィールド移動や戦闘などの全てにおいて厳しいなと感じます
ただⅡ以降もハイスピードモードが実装されているため後続プレイに心配はなさそうです
悪かったところ
戦闘が少ないく話が長い
世界観重視と書きましたが、その割合が多いため会話が長く戦闘が少なめです
大体3割くらいが戦闘パートとなりますが、ハイスピードモードも手伝ってサラっと終わってしまいます
なので基本的に文字を追いかけていくことになるのですが、ひたすら読んでいるだけだと眠くなるんですよね
仕事終わりにプレイするとこれがキツくて毎回寝落ちを挟んでしまいました
またフルボイスという訳でもなく、不規則にボイスがあったりなかったりするため流し聞きできない点も原因に挙げられます
NPCとの会話も豊富なのですが、凝り性なため全NPCに話しかけていたこともあって、滅茶苦茶時間を食いました(しかも2回話かけると反応が変わる仕様)
最初は細かいなあと思うくらいで良かったのですが、中盤から苦痛を伴う義務感のようなものを感じながらプレイしていた気がします
良い点でもありますが、テンポが悪くなるため比重的に悪い方に傾いてしまいました
自動で装備が外される
授業の一環としてプレイヤー達はA班、B班のようにパーティー編成が切り替わります
そのため別の班になったキャラクターの装備が自動で解除されるのですが、それをいちいち付け直すのが面倒でした
「良かれと思って!」やってくれているのは分かるのですが、時間をかけて編成したのに毎回外れるのなんやねんて感じです
それもあって、装備を付け替える手間が少なくなるように同じキャラクターばかりを使ってしまうという偏りも発生してしまいました
戦闘バランスが雑
特にボス敵に言えることなのですが、初見殺しが多いです
特定の状態異常を無効化できるように対策しておかないと、一方的に攻撃されて全滅するなんてことが何回もありました
大体の攻撃は範囲型なので複数のキャラクターが行動不能に陥ってしまい、態勢の立て直しができずにそのまま全滅します
敵には状態異常への耐性が設定されているのに、こちらは装備品で無効化しないと防げないというアンバランスさがナンセンスでした
ただし全滅時に「敵を少し弱くしてリトライ」ができるため、不意に全滅させられても何回かやれば倒せるようにしてあるのは良かったと言えます
まとめ
モノは良かったのですが、ちょっと不満点が多い作品でした
ただ世界観の構成に関しては随一でしたので、次回作以降にユーザビリティが向上していることを期待しています
またネタバレになるため詳しくは書けませんが、次回作を買ってくださいというメッセージを残した終わり方をするため、「閃の軌跡I」をプレイするなら全部やるくらいの意気込みを持つ必要があります
僕は疲れたので少し間を空けてからⅡに挑みたいと思います