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【ゼノブレイド2】プレイした感想・評価レビュー

Xenoblade2(ゼノブレイド2)をプレイした感想と評価レビューをまとめます。

まず結論から

気になる点もありましたが楽しめるゲームでした

評価は           3.5くらいです

去年ゼノブレイドDEと同時購入したものの、1作目がボリューミーで疲れてしまったためプレイすることなく眠らせていました。ですが突然ゼノブレイド3が7月に発売することが発表されたため急いで引っ張り出してきました

2017年に発売されたゲームということもあり前作に比べてCGがかなり綺麗になっていたので、よりゼノブレイドの世界に浸ることができて良かったのですが、気になる点がポツポツとありましたのでそこら辺も含めて書いていこうと思います

以下、個人的な意見をまとめていきます

 

良かったところ

最後までアツイ主人公

本作の主人公レックスは15歳と若く(シュルクは18歳)、まだまだ子供らしさの残る言動をしますが、それ故に目的に真っすぐと進む純粋さを持っています

そのため皆が幸せになれることを願い楽園を目指したり、照れ隠ししながらもホムラやヒカリを守ったり、一度挫折してもなお次の一歩を踏み出したりと主人公の成長を見守りながらストーリーを楽しめました

また大切な人を守るために戦い続けるその様は、もはや年齢など関係なく何事にも一生懸命に動くため思ったよりアツイ主人公でした

 

かっこかわいいブレイドたち

メインのブレイドの他にもコアクリスタルから多種多様のブレイドと同調することができ、その中のレアブレイドはかなりの人数が用意されていました

レアブレイドは複数のイラストレーターがデザイン担当しているため、本編キャラクターとは違う絵柄なのでちょっと違和感を感じることもありますが、格好いい、可愛いブレイドが沢山いて良かったです

また、ただ単に新しいブレイドを使えるようになるだけではなく、それぞれにクエストやイベントが用意されているため深掘りがなされていて良いと思いました

個人的には専用のコアクリスタルで仲間になった「ヂカラオ」がお気に入りでした(キズナトークで見た目とは裏腹に優しい性格なのが分かるのが良かったです)

 

悪かったところ

1つ1つのムービーが長すぎる

正直これは前作でも思っていたことですが更に磨きがかかっていました

1つのムービーがやたら長く、やっと終わったと思ったら少し歩いただけで次のムービーが始まるなんてことがザラで正直勘弁してくれと思いました

勿論、色々な視点から状況解説をしてくれるためストーリーを丁寧に見せてくれているということは理解できるので完全に否定している訳ではないのですが、自分はアクションゲームを楽しみたいのであって、ムービーを眺め続けたい訳ではないのです

これを何度も何度もやられるとテンポもクソもありません。プレイ時間の半分はムービーを見ていたんじゃと思うくらいでした

1、2共にこういった作りでしたので、ゼノブレイド3も相応の覚悟を持って挑む必要があるかと思います

 

ブレイド関連のシステムに不満

同調システムについて

ブレイドはコアクリスタルを消費することでランダム入手することができますが、レアブレイドは低確率で出現なので大体は汎用ブレイドが出現します

序盤以外は基本的にレアブレイドを使うことになると思うので、ハズレ枠とも言える汎用ブレイドの存在意義が不明でした

何千円も金を払ってゲームを買ったのに、その中でガチャをさせられて好きなキャラを使えないままゲームクリアまで行ってしまうという設計は正直どうかと思います

また1回1回同調するのも面倒なので10連ガチャにしたりとか、まとめてリリースできるようにしたりとかで手間を減らせる作りにして欲しかったです

というかブレイドのリリースってなんなんですかね。野良ブレイドを量産しているんですか?何度もガチャをさせるならブレイドを破壊してコアクリスタルとして返してくれた方が世界観として合っているんじゃないでしょうか

しかも汎用ブレイドは無駄にボイス量が多いためリソース割きすぎではと感じました。そこに使うパワーを他に回して、レアブレイドだけ使わせて欲しかったです

 

フィールドスキルについて

コレクションアイテムの採取やサルベージといったフィールドで行えるアクションは、それに対応したスキルを持つブレイドがいると取得量が増えたりして効率が良くなります

しかしスキルが発動するのはエンゲージしているブレイドに限るため、状況に応じてブレイドを付け替えをしなければならないのが非常に面倒でした

実際は同調したブレイドをぞろぞろと連れ歩いているはずなので、手持ちにいるものから自動発動するで良かったのではないかと思います

またスキルが発動した際にブレイドのスライドアニメーションとボイスが流れるため、何度も何度もそれを見せられる上に無駄に長いのでテンポが最悪でした。画面の端にでも誰が何を発動したかだけ表示してくれればそれで十分です

更に採取、宝箱、敵からのドロップで出現したアイテムが四方八方に散らばったうえ、短時間で消滅してしまうのもイラつきました

平地ならまだしも坂だとアイテムが転がって行ってしまいますし、崖や雲海の近くだと拾うことすらできなくなるため腹立たしいことこの上ないです

一応アイテム取得可能距離を伸ばすための手段は用意されていますが言うほど効果を実感することができないので、そんなものを用意するくらいなら自動で引き寄せるシステムにしてくれと感じました

最悪、味方キャラクターにもアイテム取得判定があるだけでかなり違ったと思います(ポッドが拾えるならシステム上可能でしょう)

 

感動を台無しにしたエンディング

※ネタバレ注意

ラスボス撃破後の締めにて、崩壊する世界樹からアルストを守るためホムヒカは自身を犠牲にする選択を取ります

その際にレックスが止めに来てしまうことが分かっていた2人は先にハナやじいちゃんに話をつけておき、ひと悶着の末ジークの後押しもあり「大人になる」という成長を見せ、世界の命運をホムヒカに託して世界樹から脱出して感動のエンディングとなりました

そしてエンディング曲を聴きながら余韻に浸っていたところ追加のムービーが流れたのですが、なんと最後にホムラとヒカリが復活して終了しました

は?

散々流していたお涙頂戴ムービーは何だったんですか?

復活できるならあのシーン要らないよね?

ハナが涙ぐむシーンでつられてじんわり浮かんだ涙を返して欲しい

前作でも機械化したフィオルンが人間に戻ってハッピーエンドだったので何となく予想はしていましたが、あれだけ引っ張っておいてご都合主義で終わるのは正直残念でした

 

ついでの余談ですがラスボス戦も微妙でした。アイオーンとの一騎打ちになると思っていたのですが、実際は遠方からピュンピュン攻撃してきたり、水を差すかのように雑魚敵を召喚してきたり、初見殺しの即死攻撃を繰り出したりと、これがラスボスの姿か・・・?という感じで、熱い戦いを期待していただけに詰まらない最終決戦となってしまいました

でもデザインだけは超格好いいので好きです

 

まとめ

レックスの成長とブレイドとの絆を描いた本作は、作品としては面白い部類に入りますが個人的に不満点が多いものとなってしまいました

特にムービーの長さが顕著で、仕事の後にプレイしたらほぼムービーだけ見てその日は終わってしまったこともありアニメ映画でも見てるんだっけと思うこともありました

まぁそれ抜きでもゲーム内コンテンツのボリュームは相当量ありますので、長時間遊ぶことはできるかと思います(DLCで黄金の国イーラもありますし)

色々思うところもありますが、7月29日に発売するゼノブレイド3に期待ですね