猫様の下僕姉弟の生活

猫様とゲームとコスメ

【デスループ】クリア&トロコンを経ての感想・評価

DEATH LOOP(デスループ)をトロコンするまでやり込んだのでプレイした感想と評価をまとめます。

まず結論から

面白いけれど粗が目立つゲームでした

評価は           3.5くらいです

デスループは同社から発売されている「Dishonored」のシステムを基に、ループする世界からの脱出を題材としたゲーム内容となっています

本作はヴィジョナリーと呼ばれるボスを倒して周ることが目的となっていますが、ステルス寄りのゲームとなっているため銃で暴れまわりたい人には少し合わないかもしれません(ただし慣れてくれば、ある程度融通が効くようになります)

以下、個人的な意見をまとめていきます

※5/12追記

ゲーム難易度を一気に下げられるようなアップデートが入りました

中でも一撃モード(射撃、マチェット、グレネードが当たった全ての敵が即死)の実装により、FPSが苦手な人でもサクっとクリアできるかと思います

高難易度ではなくなるため歯ごたえは落ちますが、その分快適さが上がりました(その状態が面白いかどうかは別として)

『DEATHLOOP』 – ゲームアップデート第3弾パッチノート全文

 

良かったところ

情報が力となる

本作の肝となるループシステムですが、プレイヤーが死ぬ、もしくは1日を終えるとループ開始地点まで巻き戻され全てが無かったことになります

そしてこのループを破るためには1日に全てのヴィジョナリーを倒す必要があることが明示されます

しかしヴィジョナリーは各エリアの決まった時間帯に1人ずつ出現するようになっているため、普通にやるだけでは全員を倒すことができません

そこで同じ1日を繰り返すことを逆手にとり、予め細工をしておき特定の地域に移動するように仕向けたり、罠を仕掛けることで間接的に倒したりできるようになっていきます

敵の特徴や行動パターンなど、様々な情報を得ることで全てのヴィジョナリーを倒すための手順が少しずつ確立していくため、パズルのピースをはめていくような面白さがありました

 

ループを助けるためのシステム

前項で「プレイヤーが死ぬ、もしくは1日を終えるとループ開始地点まで巻き戻され全てが無かったことになる」と書きましたが、主人公の持つ装備品に関しても同じことが言えます

そのため最低限の装備しか持っていない状態で毎回始めることになりますが、ストーリーを進めると「レジドゥム」と呼ばれるポイントを消費して一部の装備を引き継げるようになります

武器の銃以外にもプレイヤーと銃を強化する「トリンケット」、特殊能力を使えるようになる「スラブ」など多様の選択肢があるため、手に入ったもの全てを一気に引き継げるようにはできませんが、少しずつ使える物を増やしていくことで進めるのが楽になっていくのを実感できるはずです

 

悪かったところ

敵の索敵能力が高く死にやすい

通常の敵(エターナリスト)は街中に配置されており、そいつらに見つからないようにヴィジョナリーを倒せるのが理想的ですが実際はそう上手くいきません

彼らの索敵能力は異常に高く、しゃがんでゆっくり移動していようが、建物の上から視察していようが普通に見つけてきます

エターナリスト単体は簡単に倒せるためそこまで障害になりませんが、大体複数人で固まっていたり、戦闘音を聞きつけて他のエターナリストが集まったり、警報を鳴らされて警戒体制を敷かれたりと散々な目にあいます

一応サプレッサー付きの銃を入手できれば穏便に処理することが可能になりますが、付け替え可能なトリンケットではなく銃の特殊枠として設定されているため拾えるかどうかは運に左右されてしまいます

また「エーテル」という特殊能力を使うことで全身を透明化することもできますが、それを使用した上で足音を消す装備をしても普通に発見されるので意味不明です(完全に透明にはならないとは言え、おかしすぎる)

そのため半ばステルスを強要している内容にもかかわらず、エターナリストとの戦闘が発生してしまうというチグハグなゲーム性のためプレイしていて非常にストレスが溜まりました

結局のところ、HPとパワーを増やして「ハヴォック」という特殊能力で一定ダメージを無効化した状態で突撃し、マチェットで斬りまくっていた方が楽という脳筋スタイルで半ば強引に進めるシーンが多かったです

発砲音も出ないし銃よりマチェットの方が強いのが悪い

 

コルトに魅力を感じない

主人公のコルトですが、最初から最後までジュリアナと軽口を叩き続けるせいで何か感情移入できませんでした

まぁ長いループを経て何百、何千と死に続けていれば死ぬことに対して希薄になるのも仕方ないとも思いますが、おちゃらけた感じではなくループ世界を抜けるために真面目な存在であって欲しかったです

またストーリーの締めがC級映画だったこともあり、最後までカッコイイ姿を拝めることはありませんでした

ゲームの題材が良かったため(一定のストレスを感じながらも)楽しく進められ、どんな最後を迎えるのかとワクワクしていたのですが一気に地の底に落とされた気分です

「終わり良ければ総て良し」という言葉がありますが、その逆を地で行ってしまった感じですね。ループして作り直した方が良いのじゃないでしょうか

 

初歩的だが致命的なバグが残されたまま

装備品の付け替えや集めた情報を確認する画面などを開いた時に一定の確率で戻るボタンが効かなくなったり、ウィンドウが表示されっぱなしになってボタン操作を受け付けなくなることが何度もありました

一度ステージを始めると拠点に戻ってくるまでセーブされないため、道中でこれが発生すると否応なしに最初からやり直しとなります

ヴィジョナリーの撃破後に発生したこともあったので最悪でした

 

まとめ

題材は良く面白いと感じれるところもありましたが、その一方で面倒くさいと感じてしまうシーンも多かったのが実情です

大体のストレスはエターナリストの索敵能力の高さから受けたものなので、もう少し鈍感な存在にして欲しかったと思います(個人的にはアサクリ辺りのレベルが丁度良い)

Steamの評価を見ると賛否両論となっているため、他の人も同じくらいの評価を下していることが分かります(中でもゲームのクラッシュ報告が多かったのでPC版は避けた方が良さそうです)

また、オンライン限定のトロフィーが用意されているのですがプレイヤーが少なく、30分かけてやっと1回マッチングしたという現実も控えています

そのためトロコンを狙う人は根気が必要となるので気をつけてください

更に日本語の攻略情報が少なく、間違った内容も書かれていたので下記ガイドを見ながら進めるのをオススメします

steamcommunity.com

 

DEATHLOOP【CEROレーティング「Z」】-PS5

DEATHLOOP【CEROレーティング「Z」】-PS5

  • ベセスダ・ソフトワークス
Amazon