FINAL FANTASY VII REBIRTH(ファイナルファンタジーVII リバース)をプレイした感想と評価レビューをまとめます。
まず結論から
前作に引き続き面白いゲームでした
評価は 4.5くらいです
FF7リメイクの発売から約4年、ついに続編がプレイできるようになりました
期間が開きすぎてストーリーを何となくしか覚えていなかったので急ピッチで前作をクリアし準備万端な状態にしましたが、やっておいて良かったです
以下、個人的な意見をまとめていきます
良かったところ
超絶ボリューミー
前作ではミッドガルを中心に神羅ビルから逃走するところまでが描かれましたが、本作ではカームから忘らるる都までのストーリーが描かれています
そのためオリジナル版でいうとDisc1に該当する内容なので少ないように感じてしまうかもしれませんが、1つ1つのイベントが深堀りされているためかなりボリューミーな内容となっていました
また各エリアには広大なフィールドが用意されており、チョコボやバギーなどといった乗り物を使って自由に探索が行えます。サブクエスト、カードゲーム、ミニゲームに加え、調査レポートを通して色々な敵と戦ったり、エンシェントマターと呼ばれる秘宝を探したりなど様々な要素が用意されていますし、チョコボの種類によって移動方式も変わってくるので楽しめました
自分は片っ端からイベントを埋めていって本編クリアに70時間かかりましたので、完全に遊びつくすとなると100時間くらい必要なのではないでしょうか。仮にストーリークリアだけ目指す場合でも30時間以上はかかるので、十分遊び応えはあるかと思います
ストーリーの深堀りがされている
深堀りという点でストーリー展開として良かったと感じたものがいくつかあります
まずはウェポンが早い段階で登場したことです。次作のメインになるであろうヒュージマテリアという存在をほのめかしつつ、リメイク版の新要素であるフィーラー(もといセフィロス)とウェポンとの戦いが描写されたので星を守るための存在としてキチンと描かれました
オリジナル版だと星を脅かす存在 = ライフストリーム使う人間絶対殺すマンとして存在していたのでリメイク版ならではの良いつなげ方だと思います
次にギ族と黒マテリアについてです。オリジナル版ではギ族について詳しく語られることはなく、ただコスモキャニオンを攻めたもののセトに食い止められ最終的に亡霊化してしまったという謎の部族でした。生命の循環に加われていないことからライフストリームとは相容れない存在とだけ考えられていましたが、その歴史についてのストーリーが追加されました
また黒マテリアの由来もここにつながっており、「星を破壊できるほどのメテオを呼べるマテリア」が何故存在するのか、誰が何のために作ったのかなどの理由付けが明瞭になったので良かったです
同様に古代種の神殿に黒マテリアが封印されているくだりで古代種(セトラ)についての話も出てくるので、より深く楽しめました
悪かったところ
ステージギミックが面倒
各エリアの作りこみは素晴らしいと思いつつも、ちょっと演出がしつこいとも感じました
というのも毎回先に進むために道をふさぐ要因を解決しなければならないからです
前作でも地下水道や列車墓場といったギミックを解除していくステージはありましたが、それらに比べてエリアの規模が大きくなった分1つ1つの攻略に時間がかかります
最初のうちはまぁ良かったのですが、プレイ時間の伸びに応じて熱量も下がってくるので段々と面倒に感じてしまいました。作りこんだエリアをサッと通り抜けてハイ終わりっていうのをやって欲しくないのだろうとは思いますが、何か障害が発生するたびに気が滅入りました
なのでただ進むだけで良いステージも用意してバランスを取って欲しかったです。ぶっちゃけチャプター1の時点で魔晄除去に使う掃除機ですらこれ要る?って感じでした。アレ動きが遅くてイライラするんですよね
正直な話、古代種の神殿の長さに辟易していたので忘らるる都がボス戦だけになっていたのはホッとしました
ミニゲームも多すぎ問題
ゴールドソーサーや新社長就任祝賀パレードなど花形と呼べるものについては構いませんが、それ以外が問題です
別にミニゲームのクリアは必須ではないので面倒なら無視すればよいの一言で終わりなのですが、僕の性格上用意されているものはクリアしておきたいですし、貰えるものは貰っておきたいので分かっていても手を出してしまうのですよね
そしてそのミニゲームが滅茶苦茶多いのでかなり時間を持っていかれます。大げさに書きますがプレイ時間の半分はミニゲームに使いました
個人的に一番つまらなかったのはガンビットギアーズ。敵の弱点に合わせてロボを適当に出していくだけで終わったので駆け引きもなかったのが残念です。コンドルフォートのようなやりごたえがあれば良いコンテンツになっただけに惜しい
次いでフープ・デ・チョコボ。内容というよりは、全ての輪をくぐれないとスコアが最高ランクに届かないというシビアな点が気になりました。特に最後の輪が意地悪です。スコアに少し余裕を持たせた上で、もっとスピード感あれば純粋に楽しめたと思います
最後にチョコボレース。内容は良いですがステージが多すぎます。1プレイ3分~5分かかるので全部クリアするのに3時間ほどかかるのがちょっと・・・。しかも最後は3レース一気にやらされるのも中々堪えました
あとサブクエについてもミニゲームとしてカウントしますが、ゴンガガの鶏を誘き寄せるやつはダントツで詰まらなかったです。なにあれ?
パイレーツ・ランページなど面白いものもあるので全部が全部という訳ではありませんが、ちょっと盛り込みすぎではと思います。これらの開発やデバッグに使う工数を削ればリリース早まるのではとすら考えてしまいます
ちなみにクイーンズ・ブラッドは結構面白かったです。ラストはかなり強かったのでやりごたえがありました
まとめ
色々な要素の追加に加え、自由度が増したのでかなり楽しむことができました
ストーリーが大きく進展し、ラスボスがアレだったのと黒マテリアがバスターソードに取り込まれるなどオリジナル版と異なる動きを見せているため今後のストーリーが非常に気になるところです(とは言えまた4年待つ必要があるのでしょう。遠いぜ)
またオリジナル版よろしくエアリスがアレしましたが、最後に共闘シーンが描かれていたり、死はひとつの状態でしかないという言葉の通り悲観した終わり方をしなかったのが良かったです
次作に関してシドやヴィンセントのプレイアブル化やダージュオブケルベロス関連のキャラクターをどう使ってくるかが今から楽しみです(これはDLCで出るかもですが)