パッケージイラストに目を惹かれ、購入しようか考えていたところ、
体験版が配信されていたことを知ったので早速プレイしてみました。
https://www.jp.square-enix.com/oninaki/
・どういうストーリー?
輪廻転生によって命が繁栄した世界で、主人公は「逝く人守り」と呼ばれる存在です。
「逝く人守り」は、迷える死者の魂である「迷い人」の未練を断ち切り来世へと送るという役割を担っています。
そんな彼が謎の少女と出会い血の運命に巻き込まれていく物語となっています。
良かったところ
独特な世界観
死者への思いは死者を迷わせる事となり「迷い人」を生む。
故に死を悲しむことは輪廻転生を妨げる禁忌とされている。
主人公の両親が亡くなるシーンからこの物語は始まります。
その後、成年になり「逝く人守り」となった彼は、輪廻転生への思いが強く人の命を来世に繋ぐことを使命と考え自らの手を汚すことさえ躊躇しない人間になっています。
使命を優先しているからか、粗暴な言動が多いと感じました。
ですが、そんな彼が「逝く人守り」として成長しどう変わっていくのか?という点も楽しみであります。
美麗なイラスト
ゲーム内ではメニュー画面を開くことで主人公や「鬼ビ人」のイラストを見ることができます。
体験版では登場していないキャラクターや「鬼ビ人」もいるので、製品版で見るのが楽しみです。
背後に憑依させている「鬼ビ人」のシルエットが表示されているのも良い演出です。
複数の難易度
ストーリーだけサクっと楽しみたい人、より緊張感のある戦いを楽しみたい人などプレイスタイル別に難易度が選択できるのはとても嬉しいです。
また難易度はゲーム中に変えることができるので、あえてMANIACに変更しアイテム稼ぎを行ったりなどできそうですね。
「鬼ビ人」によるジョブシステム
主人公は「鬼ビ人」と呼ばれる存在を、最大4名連れて戦います。
「鬼ビ人」はそれぞれ戦闘スタイルが違っており、状況に合わせて切り替えて戦うことで戦闘を有利に進められます。
1人につきスキルを4つ装備することができるので、合計16個のスキルを使用することができますが慣れるまでどのボタンがどのスキルなのか混ざりそうです。
鬼哭化システム
戦闘中は憑依させている「鬼ビ人」との同調率が上がっていきます。
これの上昇に合わせて攻撃力が上がっていき2倍のダメージを出したりすることが可能になります。
ただしデメリットとして防御力が下がっていくため同調率の上げすぎには気を付けたほうが良さそうです。
また、同調率が100%を超えると「鬼哭化」を使用することができ、一時的に攻撃力や攻撃速度、クリティカルの率の上昇などの恩恵を受けられます。
通常は200~300ダメージのスキルですが、1.5倍以上のダメージを出すことができます。
「鬼ビ人」との会話や記憶の開示
スキルツリーにて「鬼ビ人」の記憶を開放することができます。
その後、マップにある「現幽碑」にアクセスすることで「鬼ビ人」と会話をしたり、生前の記憶を見ることができます。
主人公は彼らを戦うための道具としか見ていないセリフがありますが、絆システムなどの存在から「鬼ビ人」に対する見方が変わるかどうかというのも気になる所です。
目的地の表示
地味に嬉しいのがこれですね。
マップには次に目指すべき場所が「◉」で示されているので迷子にならなくて済むのは助かります
悪かったところ
3Dモデル
イラストが美麗すぎた故に、CGが見劣ってしまいました。
キャラクターはデフォルメで作成されており少しもったいないと感じました。
ただこれはこれでストーリーの重さと可愛らしいCGとでギャップがあって良いんじゃないかとも思っています。
戦闘システムとテンポ
通常攻撃+スキル4つを組み合わせて戦いますが、序盤はスキルが少ないため通常攻撃主体になりがちでした。
また攻撃速度が若干遅く、ダッシュキャンセルができないため攻撃を行っている最中に攻撃されると避けることができずに被弾してしまいます。
(ただしキャンセルによる隙を減らすためのスキルは用意されているので、後半はできるようになるかも)
「鬼ビ人」は戦闘中に好きなタイミングで切り替えることができますが、その際1秒ほどスローモーションになるためテンポダウンを誘発しています。
また「鬼ビ人」には固有アクションが存在し(PS4版では×ボタン)ダッシュ、ジャンプ、ガード、ワープなどが割り振られていますが、敵の行動に合わせて「鬼ビ人」を変えるのは混乱しやすく上述の通り戦闘のテンポを乱します。
ワープはともかく、ほかの3つは基本アクションとして備えてていてよかったのでは、と思いました。
ノットフルボイス
会話パートは一言喋るだけでフルボイスではありませんでした。残念。
またそのボイスと文章が違っているものが多く違和感がありました。
まとめ
総評から言うと買ってもいいかなというレベルです。
戦闘スピードを重視しスタイリッシュなアクションを望む方には厳しいところもありますが、独特な世界観や魅力的なキャラクター達の存在が引っ張ってくれると思います。
任務、使命で頭いっぱいの主人公ですが、物語を経て「逝く人守り」として成長していく姿を見るのが楽しみでもあります。
体験版はここまででしたが、この少女は一体何者なのか?
ワールドマップは広く、それなりのボリュームが期待できそうです。
武器を拾うこともできました。
武器自体の効果や強化システムなど、体験版では触れていない機能が本編では楽しめそうです。