NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション)のウェポンストーリーまとめ(銃)です。
数が多いので穴開きにはなりますがチマチマ更新したいと思います。
- 赤熱の銃
- 青鉄の銃
- 翠鉄の銃
- 射殺の銃
- 白鉄の銃
- 片独の銃
- 黒鉄の銃
- 廃鋼ノ禁弾
- 正邪の銃
- 水骸の楽銃
- 塗炭の銃
- 巨人の銃
- スティールマインド
- 救済の愛銃
- 黒キ拳銃
- 復讐の残響
- 綺装の拳銃
- 裁定の拳銃
- 神秘石の銃
- 覇国の因縁
- 拷奪の撃刑
- 無法者の銃
- 叛逆の果て
赤熱の銃
とある軍隊に三人の兄弟がいたが、ある時、上官から勝ち目のない戦場への出撃を命令されて出兵した。 しばらくして、三男だけが無事に帰還したので、上官は話を聞いてみることにした。
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戦場に赴く途中、兄弟たちは商人と出会ったそうだ。 商人は彼らの境遇を憐れみ、三丁の銃をくれたという。 慎重な性格の長男は照準器のある銃を、力自慢の次男は口径の大きな銃を選んだ。
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弱気な三男は兄たちに意見することができず、見るからに何の変哲もない銃を選ぶよりほかなかったという。 兄弟たちは商人から受け取った銃を携え、戦場へと赴いたそうだ。
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「何の変哲もない銃で、なぜ君だけ生き残れたのかね?」 上官がそう問いかけると、三男は言った。 「どれだけ撃っても弾が切れない、魔法の銃だったんです」 |
青鉄の銃
雨の止まない町に、洪水で子を失った女性がいた。 彼女は雨が降ると、いつも荒れる川の水面を眺める。 波の間に、我が子の面影を探すように。 しかし、その日彼女が見つけたのは、川岸に捨てられた一人の子供だった。
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彼女はその捨てられた子供を、我が子の生まれ変わりのように感じ、大切に育てようと決意した。 それからというもの、町は度々水害に遭うようになる。 しかし彼女の家だけは、その被害を受けることがなかった。
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町の人々は、その子供は呪われていると噂し、やがて噂を信じる人も多くなっていった。 町の人々からの逆恨みは水害が町を襲うたびに激しくなり、ついに彼女たちは、呪いの元凶として処刑されることになる。
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処刑の前夜に、彼女は自ら命を絶つ。 その傍らには、子供の死体と、ー丁の銃が転がっていた。 それ以降、町が水害に遭うことはなくなった。 かわりに、町には一滴の雨も降らなくなり、やがて乾いた砂漠となって消えていったという。 |
翠鉄の銃
遠い遠い昔。御山を全て焼き尽くす大火が起きた。 その山に棲む雌のユニコーンは、腹に子を宿していた。 母ユニコーンは、火に焼かれながらも子だけはどうか助かるようにと強く強く願った。
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焼かれて死にゆく母親から、ユニコーンの子が生まれた。 子は、母親の加護を受け、火に焼かれないという不思議な体をしていた。 ユニコーンの子は震える脚で立ち、燃えゆく母と御山を見届けた。
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燃え尽きた山に、ユニコーンの子は一人きり。 三日三晩、母の亡骸から離れず、鳴き続けた。 すると、焼けた土から新たな緑が一つ、芽吹いてきた。 ユニコーンの子は、その芽を母のように愛した。
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数千年の時が経った。 あの時ユニコーンの子が愛でた芽は大きく育ち、御山の神木として高くそびえている。 神木の下には、ユニコーンの子が眠り、御山と動物達を大火の厄から守っているという。 |
射殺の銃
相手の命を奪う。 それは我々、人間にとって禁じられた行為だ。
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だがそんな行為が、時には必要となるときもある。 そんなとき、銃という獲物は簡単に事を済ませられる。
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弾を込めて撃鉄を降ろし、狙いを定める。 あとは簡単さ、人差し指をトリガーにかけて引けばいい。
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そうすれば飛び出した弾頭が一瞬のうちに君の頭を貫く。 痛みを感じる間もなくあの世に行けるんだ、嬉しい限りだろう。 |
白鉄の銃
かつて、光の神が6つの武器を創り、世界中にそれらを隠した。 異教徒の国に伝わる美しい銃は、この内の一つだという噂が、まことしやかに囁かれていた。
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この異教徒たちがもっとも大切にしていた教義は、「争わない」「殺さない」ということであった。 銃は、代々彼らの間で大切に受け継がれてきたが、決して武器として使われることはなかった。
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他国の王がこの銃を狙い、軍隊を派遣して異教徒の国を襲った。 不戦不殺の教えを守る彼らは、無抵抗のまま皆殺しにされた。 しかし、そうまでしても他国軍は銃を見つけることができなかった。
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年月が経ち、異教徒の国は廃墟となっていた。 そこへ、無垢な子供が迷い込み、ふと拾い上げたのは美しい銃だった。 光の神が創った銃は、人を殺したことのある者達には見えないものだった |
片独の銃
強張った身体に、不思議な言葉が注がれた。 冷たい孤独と、身を吊る糸を緩めるように。
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凍える部屋に、暖かな歌が響いた。 揺らぐランプの灯りが、張り巡らされた糸を照らす。
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抑圧された城に、確かな意志が轟いた。 しがらみの糸を断ち切り、ふたつの心が動き始める。
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静寂の世界に、ふたりの足音が溶けた。 これは糸を解かれた傀儡たちの、始まりの夜。 |
黒鉄の銃
滲む景色に道塗を忘れ 刹那の隙に孤影と煙る
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霞む記憶に痼疾を忘れ 憂いの色に迹さえ曇る
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沈む意識に目醒を忘れ 空虚の念へ怖れも濁る
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眩む俗世に憂身を忘れ 手繰る腕も終へと翳る |
廃鋼ノ禁弾
僕を乗せたこの列車は、間もなくトンネルに入る。 聞いたことがある、あのトンネルは呪われていると
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正邪の銃
この世界には、喋ってはいけない言葉がある。 そんな言葉を取り締まるのが俺の役目だ。 俺は自分のやっていることを誇りに思っている。 なぜなら、俺の努力が世界を正しくすると信じているからだ。
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水骸の楽銃
男は美しい女性に見惚れていた。 しかし、水の中で生きる一族である男は声をかけられなかった。
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塗炭の銃
灼熱の太陽の下を彷徨うように歩き続ける。 こんな場所での任務は過酷を極める。 しかし、弱音を吐くなんてことはあり得ない。 そもそも俺一人の極秘任務だ、喋る相手すらいない。
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巨人の銃
みなさん、こんにちは! ここからそう遠くない所に巨人達の暮らす国がありますが、彼らに困らされた経験、皆さんおありですよね?
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スティールマインド
あんた、見慣れない顔だが、この酒場は初めてかい? 飲み仲間が来れなくなっちまって、俺一人なんだ。 だから話し相手になってくれ。一杯おごるからさ。
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救済の愛銃
とある国にとても正義感の強い一人の男がいた。 その男は多くの人の命を守りたいと思い、そういった仕事に就きたいと願った。
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黒キ拳銃
黒い鳥が鳴き騒ぐ、不気味な路地裏。 そこで怪しげな老婆が銃を売っていた。 興味を持った男は、老婆にこれはどんな銃なんだと話しかけた。
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老婆はニヤリと笑みを浮かべながら銃の特徴を話す。 なんでも銃口を向けた相手が、自分に殺意を持っていれば弾が出るという。 それは面白いと、男はその銃を買った。
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復讐の残響
少年は復讐のために生きていた。 男手ひとつで育ててくれた父親が殺されてから、仇である男を捜し続けている。 形見の銃を手に国中を巡り、仇の情報を探す日々。 少年にとって過酷な旅だったが、仇の居場所に少しずつ近づいてる手ごたえはあった。
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少年は毎晩のように、父親が殺された日の夢を見る。 平凡だった家庭に、ある日強盗が押し入った。 男に銃を向けられた父親を庇い、立ちはだかる少年。 だが、子供一人の抵抗など目もくれられず、無残に父親は銃殺された。
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綺装の拳銃
とある金持ちの男は、銃を収集するのが趣味だった。 その中でも特に気に入っていたのが、細かな装飾がされたとても美しい銃。
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裁定の拳銃
【判決理由】 (裁判所が認定した罪となるべき事実) 第一 被告人は、賭博行為にて拳銃を一丁入手した。
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第二 被告人はその拳銃を持って帰宅し、自殺を試みるもやや躊躇いがあり、制止した実父と揉み合いとなり発砲。 実父は、顔面に弾を受けて即死。
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第三 被告人は自暴自棄となり、拳銃を持って市街地へ向かい、 人の往来の多い商店街にて無差別に発砲。 16人が死傷。
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主文 被告人を死刑に処する。 押収してある拳銃一丁を没収する。 |
神秘石の銃
深い、深い、地層の奥でとある鉱石が発掘されました。 その鉱石は不思議な魔力を帯びており、それに目をつけた一人の科学者が、銃を作り始めます。
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覇国の因縁
ある国に武器職人の男がいた。 戦争好きの国王のおかげで、受注に困ることはない。 人を殺すための道具を作り、そのお金で妻と娘を養っていることに違和感を覚えながらも、男は 日々、強力な武器の制作に熱心に取り組んでいた。
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拷奪の撃刑
とある大罪を犯した凶悪犯の男は、政府が定めた法に則り処刑されることになった。 その処刑方法は特別で、処刑までの一週間は牢に収容され、そしてなぜか銃が手渡されていた。
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無法者の銃
その日、彼は両親を失ったんだってさ。 借金の取り立てで殺されたらしい。 周りに頼れる人もいなかったんだろう、一人この寂れた町で貧しく生活する他なかったんだよ。
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その日、彼はその銃を見つけたらしい。 何か売れるものはないかと、廃工場跡で鉄くずでも漁ってたんじゃないかな。 この街で統なんて普通は手に入らないからね。
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その日、彼は命を襲われていたの。 見たのよ、借金取りが彼の家に押し入ったのを。 でも私は逃げてしまった...... だって変に助けてしまって次に襲われたくないもの。
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その日、俺は初めて人を殺した。 家に来た男たちをこの銃で撃ち殺してやった。 弱者の肉を強者が食らうというなら、俺はこの銃で強者になってやる。 |
叛逆の果て
ある王国に、戦争のために作られた機械仕掛けの兵士がいた。王は彼に志を語る。 比類なき強さの軍隊を作り、国を豊かにしたいのだと。 一丁の銃を手渡された兵士は、実現の為の勅命を受けた
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王の命により戦争へと赴いた。 兵士の照準は外れることを知らず、銃弾が敵兵の装備をいとも容易く貫いていく。 王が目指す国の実現の為に、彼は己の身を顧みずに戦った。
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共に戦う仲間の機械兵士達。 彼らの戦いぶりは凄まじく、圧倒的な戦力で敵兵を殲滅していく。 動く者のいなくなった戦場で、兵士は銃を眺め、近く成就するであろう王の志に考えを巡らせた。
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