モンスターハンターライズ:サンブレイクをプレイした感想と評価レビューをまとめます。
まず結論から
とても楽しめるゲームでした
評価は 5.0です
モンスターハンターは所謂狩ゲーの祖とも呼べる作品ですので、プレイしたことがなくても名前くらいは知っている人が多いと思います
モンハンは初代からプレイし続けてきた作品の1つでしたが、当時はアイスボーンにはまっていたためライズの体験版をやってみても微妙に感じてしまい、結局買わずにスルーしていました
そんな中PS5版がついに発売し、サンブレイクも配信され始めていたのでこれを機にと始めて見たところ、予想以上にどっぷりとはまってしまいました
以下、個人的な意見をまとめていきます
良かったところ
翔蟲を使った新アクション
本作では翔蟲(かけりむし)という新要素が登場しました
これにより立体的な移動ができるようになり、高所へ登ったり、逆に高所から目的地までショートカットできたりと便利な機能となっています。こちらに加えガルクに乗っての高速移動も可能なため、移動面に関してはストレスフリーとなりました
また、戦闘では空中受け身を取ることで素早く体勢を立て直すことができ、吹き飛ばし攻撃を喰らっても転がされる時間がなくなったのでテンポが良くなりました(無敵時間を利用するためにあえて転がることもあります)
更に翔蟲を消費することで鉄蟲糸技というダブルクロスの狩技を発展させたようなものを使うことができ、その効果も攻撃、回避、カウンター、バフと多岐に渡るので戦闘のスパイスになっている点も良かったです
また、セットした鉄蟲糸技は入れ替え技でいつでも替えることができるので、状況に合わせて使い分けできるところも良いと思いました
翔蟲を使った操作について最初は扱いが難しいと感じましたが、これに慣れてしまうと今までの作品には戻れないなぁと感じます
過去作含め多くのモンスターが登場する
ライズに加えDLCであるサンブレイクを含めた状態でのプレイとなるため、非常に多くのモンスターと戦うことができました
新規モンスターが約20体も出てきますし、更に同名モンスターの特殊個体やヌシなども登場しますので、それらを含めると倍以上新規追加という大ボリュームとなります
上記に加え過去作に登場したモンスターも多数登場していますので、満足感を持ちつつ新鮮な気持ちで遊べて良かったです
ライズだけであればボリューム不足だったかもしれませんが、今からのプレイであれば既存プレイヤーでもかなり満足できるかと思います
最後まで遊びつくせるやり込み要素
4Gのギルドクエストや、アイスボーンの導きの地のような感じでクリア後のエンドコンテンツとして傀異クエストが用意されています
傀異クエストをクリアすることで専用の傀異素材が手に入り、それを使って武器や防具の更なる強化が行えるというものです
武器に関しては強化項目が固定されていますが、防具の方は完全ランダムなガチャとなっており、運が良ければスロットやスキルの追加ができたりします
そのため今までなら神おまが要求されたり、本来なら実現できないようなスキル構成を頑張れば作れるようになったので、更に上を目指せるという意味で面白いと思いました
PS版はまだver13なので対応スキルが少なく超盛り盛りな構成は狙えませんが、今後のアップデートで護石を含め更に強化できるようになるので楽しみです
悪かったところ
地雷プレイヤーが多い
※これはゲーム性に関する話ではないため評価は下げていません
モンハンはゴリゴリのアクションゲームなのでプレイヤースキルの差は当然出てきます。それ自体は単純にプレイ歴が浅いだとか、新しい武器に挑戦しているところだったりなど当たり前にある話ですので気にしていません
ですがここでいう地雷プレイヤーとは、それ以前の人たちを指しています。具体的に言うと、敵に合わせた装備すらせずに脳死でプレイしている人たちのことです
例を挙げると
- レウスに火属性の武器で来る
- これはどのモンスターにも該当しますが、明らかに効かないことが分かるような属性でも担いで来る人がいます。なぜ?
- どこでも毒や爆破武器で来る
- 絶対に無しとは言いませんが、せめて状態異常確定蓄積や恩恵スキルなどでフルブーストしてからにして欲しいです。序盤を過ぎればただの無属性武器と化すので火力面で劣ります
- そもそも装飾品すらついていない
- 上位までなら配布武器のパワーでゴリ押せるので別にいいですが、それ以上ともなると流石にヤバいです。クリア後でもその状態だと更にヤバいです
本作は属性値が多く盛れるようになっており、ほとんどの場合で属性武器が有利となります。そのため敵の弱点属性の武器にするだけで火力が大きく上がるのですが、それすら知らないのか意味のない武器を担いでくるプレイヤーが非常に多く見られます
そして当たり前のことですが、そういったプレイヤーがいると明らかにクリア時間が遅くなるのが現状です(とくに傀異クエストでは顕著)
最高4人でクエストに行った場合、敵のHPは約2.4倍になるみたいなので理論上ソロよりクリアタイムが速くなると言えます。もちろん最初から4人いる訳ではないので合流タイミングだったり、ヒトダマドリの回収だったりがあるので最速になることが難しいことであるのは分かっています
しかし実際のところ、盟友アリのソロで5分で終わるようなクエストが3倍以上かかったりすることがあります。つまり、NPCや属性武器を持たせたガルクより火力が出ていないということです。こうなってくると「いない方がマシ」と思われても仕方ないと思います
中でも一番衝撃を受けたのは、傀異ダイミョウザザミを相手に毒太刀×2と龍双剣で戦っている人たちでした。僕は途中参加で4人目として入りましたが、60レベル程度の相手に20分かかっているのを見てMR150超えてるのに何やってんだこいつらって感じでした
さて、ここまで色々吐露してきたので、そんなに文句を言うならマルチプレイをするなと思う人もいるでしょう。しかし、この手のゲームをソロで淡々と進めていくと飽きがくるのが早まるだけなので、少しはマルチを楽しみたいです
そして世界には様々な人がいることも分かっているつもりです。僕は武器を鍛え、理想的なスキルに近づけ、ダメージの値を増やし、タイムが縮んでいくことに楽しさを見出していますが、結局のところそれを相手に押し付けているだけなのだと思います
誰かと一緒にモンスターを倒していく。これだけでも楽しいと思える人たちが多くいるのでしょう。それ自体は全然良いと思います
しかし、そもそもモンスターの弱点属性はゲーム内で見れるようになっていますし、ネットで検索すれば一発で分かるような内容です。それを知らないで済ませるのはどうなんでしょうか。同じモンスター相手に20分もひたすら攻撃していて彼らは楽しいのですかね?僕なら耐えられません
ただ幸いにもメンバーの装備を見ることができるので明らかな地雷プレイヤーとの接触を避けることはできますし、ホストとしてクエストを開始した場合はキック機能が使えるため、参加者全員が快適に狩りを行える環境を作れる点はありがたいですね
まとめ
パッケージモンスターであるマガイマガドを筆頭に、数々の新モンスターと戦うことができて非常に満足できました
今は傀異克服テオテスカトルが最終追加モンスターとなっており、そこまで終わってしまったので一旦できるところまでの傀異錬成が終わったら1度離れようと思っていますが、まさかぶっ通して200時間以上も遊んでしまうとは思いもしませんでした。コスパ最強すぎますね
少し前までワイルドハーツをプレイしており、あちらはあちらで新しい狩ゲーとして大いに楽しめましたが、やはり長年育ててきたモンハンという存在の方が1枚上手だったと感じます
今なら最初から性能の良い武器と防具を貰うことができるので、里クエストをサクッとクリアしてすぐに集会場に行けるのもありがたかったです。また、下位とか上位とかにいるときでも高ランクプレイヤーがふらっと助けに来てくれることもあり助かりました(僕もたまにロビーや救援に入ったりしています)
ちなみにPS5だとクエスト開始後などのロードが2秒で終わるので超快適に遊ぶことができますが、PS4では10秒くらいかかるので微妙かもしれません