Death's Door(死神の扉)をプレイした感想と評価レビューをまとめます。
まず結論から
思った通り楽しめるゲームでした
評価は 4.0くらいです
Death's Doorはいわゆるソウルライクゲームですが、タイトルにあるように「扉」を題材としたユニークなゲームでした
雑魚敵を倒したり、道中に落ちているソウルの塊を拾って主人公を強化しながら、ボス敵から強大なソウルを刈り取るのが主な流れとなるのでゲームとしてやることがシンプルなので取っ付き易いと思います
また、システム面から見ても難易度はそこまで高く無いので気軽に遊びやすく、多くの人が楽しめるような作りとなっていました
以下、個人的な意見をまとめていきます
良かったところ
気軽にプレイできる
本作はシステム面で見るとソウルライクゲームとなっておりますが、リスポーン地点や回復ポイントが多めに用意されているため難易度は比較的低めとなっております
また集めたソウルは死亡時にロストしないのでデスペナルティを恐れずにガンガン進めることができたので、変に時間を取られずにクリアまでいけました
これはコアゲーマーから見ると緊張感がなくなる仕様に思えますが、プレイヤーの最大HPを増やせる機会が少ないためバランスとしては妥当かと感じます
そのためアクションゲームが苦手な人でも気軽に楽しめると思います
リスポーン地点もボス戦前に必ず配置されているため、ストレスなくボスにチャレンジできるのも良い点です
ゲームのボリュームも本編クリアするだけなら約7時間、クリア後の要素を回収するのに3時間ほどなのでサクッと遊べるのも利点と言えます(アイテム収集などを完璧に行う場合は、もう少し時間がかかります)
ポップな職場と柔らかいシェーダー表現
主人公たちはカラスの見た目をしており、リーパーという魂を狩り取る仕事をしています(言ってしまえば死神だが、明確に分けられている印象)。そのため拠点が職場となっているのですが、ここにいる他のカラスたちが特徴的で面白かったです
ストーリーの進行に合わせて会話内容が変化していくため、事あるごとに話しかけていました
また各エリアにも複数のNPCが存在しているので色々と会話があるのも良い点でした
プレイヤーの目的が魂の回収という重めな設定となっておりますが、それとは裏腹にCGが粘土風の柔らかい表現となっているのも意外と世界観にマッチしていて良かったです
徐々に広がる探索範囲
ステージを攻略していくことでプレイヤーが使える技(火の魔法やフックショットなど)が増えていきます
これにより最初は行けなかった場所に後から行けるようになっていくため、以前クリアしたステージを再度探索する楽しみがありました
全てのコンテンツを回収するには隅々まで回る必要があり大変ですが、武器やソウルが拾えるため直接プレイヤーの強化につながる行為となります。とはいえ必要に応じて手を出すくらいで良いレベルデザインなので、探索を強制されるわけではないのがポイントです
悪かったところ
武器の入手タイミング
ゲーム内には複数の武器が用意されており、それぞれ威力や攻撃速度などに差があります。そのため敵や自分にあった武器を選んで戦うことが可能です
ですが、必要最低限しか探索をせずにストーリーだけを追った場合は、武器が1つしか拾えませんでした(見逃しが無ければ)
しかもここで拾えるのは縛りプレイ用の武器なので初見では使わないものと言えます
別に初期武器が弱いという訳では無いので、わざわざ他の武器を拾わなくてもクリアはできますが、もうちょっと簡単に入手できるものも用意されていれば良かったと感じました
とはいえ開発者としては探索を通してゲームを隅々まで見てもらいたいという気持ちがあるのだろうと推察できるので、あまり責められないところでもあります
まとめ
ハードなアクションゲームを好む人には少々退屈に感じてしまうかもしれませんが、ゲームを進むにつれ面白いと感じていくはずです
ストーリーも明確に描かれているため、プレイヤーがどういう状況に置かれており、何のために戦っているのかがハッキリしているのも良い点です
サクッと遊べるソウルライクゲームとして評価は上々かと思いますので、アクションゲームが好きな方にはオススメと言えます