猫様の下僕姉弟の生活

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【Dark Deity】日本語化できるのか調べたが無理ゲーだった話

Dark Deity(ダーク・ディティー)の日本語化できるのか調べたが無理ゲーだった話です。

とりあえずメモ書きのような形で残そうと思ったので記事にします。

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追記

メインストーリーを日本語訳してまとめたので、プレイする予定があれば参考にどうぞ

微妙な翻訳部分は多少ありますが内容は理解できると思います

www.geboku-kyoudai.com

 

2022年にSwitch版が出るらしいです

Hadesのように売れ行きが良ければ日本語版が発売するかも?

store.steampowered.com

 

2021/9/14追記

日本語のローカライズが進んでいるみたいです。作業は順調に進んでおり、もうすぐ完成するとのことなので思ったより早い段階で日本語版の配信がされそうです

また同時に1.5アップデートとしてゲームのバランス調整が行われます。クリアする分には今のままでも問題ありませんが、更に遊びやすくなるみたいです

store.steampowered.com

 

2021/10/13追記

 日本語版が実装されました!

また同時に大きなバランス調整も行われました

各クラスのアッパーが主な内容となっているため、今まで以上に遊びやすくなったかと思います

store.steampowered.com

 

Dark Deityについて

とりあえずストーリーの直訳です

伝説のヒーローたちを指揮して、壊れた誓い、無謀な戦争、秘密の難解な力によって分裂した土地を再構築してください。かつての偉大な文明の技術と文化の成果は、テラセルの世界の古代寺院の廃墟の中に閉じ込められています。謎に包まれた「カラミティ」によって社会の偉大な歴史が失われた後、エトランの人々は戦争の危機に瀕していました。

デリア王国のヴァリック王は、兵力増強のためにブルックステッド陸軍士官学校の全生徒を卒業させ、千年来の盟約を破棄した。非民主的に未来を狂わされたブルックステッド・アカデミーの4人の "卒業生 "は、この世界に自分の足跡を残そうとする。

これは彼らの物語である。

 

で、肝心の中身ですが某ファイアーエムブレムを彷彿とさせるものとなっています

戦闘シーンや成長システム、クラスチェンジなど・・・まぁ既視感のある内容なのでゲームプレイだけならFEをやったことのあるプレイヤーなら問題ないかも

評価も発売してすぐ「非常に好評」がついた程で、何人かの日本人プレイヤーもオススメで評価コメントを入れています

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日本語化にあたって

正直なところ、日本語化の作業に関しては超初心者です(Unity製ゲームの日本語化をちょっとかじったことがあるレベル)

なのでローカルファイルを覗く時に「頼む、Unity製であれ!」と願いましたが、全く知らない形式でした。オワタ

 

テキストファイルを探す

とりあえず見れる範囲でテキストファイルがあるか探してみたところ、直下にあるBonds、Scenesが該当しているようです(ゲームの一部分だが)

 

Scenes\Scene_1.txt

It is said that, in the Age of Ascension, the gods walked among mortals, and mortals among the gods...

That a great empire spread itself thin across the known world, conquering land after land with its superior technology and magic...

以下略

これはゲーム開始時のオープニングで表示されるテキストとなります

日本語にするとこんな感じ

アセンションの時代には、神々が人間の間を歩き、人間が神々の間を歩いていたと言われています...。

卓越した技術と魔法で次々と土地を征服し、大帝国が世界に広がっていた...。

以下略

 

テキストを書き換えてゲーム起動!・・・ダメみたいですね

まぁ英語オンリーのゲームに他言語のフォント入れる意味無いですし、当たり前と言えば当たり前なんですが

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ゲームデータをさぐる

次に調べたのは他のゲームファイルはどこにあるのかということ

まぁ犯人は一人しかいなくて、約1Gある「data.win」だろうと目星はつきます

念のためタイトル画面の「New Game」をStirlingで調べたらヒットしたので確定

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ここで問題になってくるのが「data.win」という謎の拡張子

展開する方法を調べたがろくな情報が出ず・・・と思ったら「VA-11 Hall-A」を日本語化した記事が出てきて、そこから芋づる式でwinファイルのアンパック、リパックには「UndertaleTools」というものが使われていることを知った

GitHub - fjay69/UndertaleTools: GameMaker data.win unpacker/packer

 

一歩前進、と思いきやリリースverによってファイルの中身や挙動が違うみたいで、最新版の使い方は不明

一応GitHubのWikiって項目にバッチファイル作成して流すだけってあったので試したが上手くいかず・・・(というか実行対象のWinExtract.exeが無い?) 

exp)

winextract D:\Games\Undertale\data.win D:\Undertale_data

pause 

仕方ないので古いver(UndertaleTools v 1.08)をダウンロードして実行してみた

一瞬いけそうな感じだったがWarning祭りの後にEndOfStreamExceptionが発生して失敗

何か2016年版だと上手くいくってことも書いてあったが、そんな古いverが見つかるわけもなく・・・断念

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そもそもdata.winとは

data.win形式のゲームとしてUndertaleが挙がっていましたが、どうやら「GameMaker:Studio」というもので造られたゲームがそういう形でパックされるらしいです

なので同じ形式のDark Deityにも流用できないかと思ったのですが、「UndertaleTools」が台頭していたのは2016~2018年ころで、まだUndertaleが日本語対応されておらず有志が日本語化をしていた時期です

そして今では「GameMaker:Studio」は廃止され「GameMaker:Studio2」に変わっていました。そのため見た目は同じ拡張子ですが、ツールが「GameMaker:Studio2」には対応していないため上手くいかなかったのかと思います

今後、誰かが似たようなツールを更新してくれないとdata.win形式のゲームの解析は難しい気がする・・・

DELTARUNE(デルタルーン)が正式販売されたら動きがあるかもしれないですね

 

UndertaleModToolの使用

「UndertaleTools」に似たツールとして「UndertaleModTool」がありました

GitHub - krzys-h/UndertaleModTool: The most complete tool for modding, decompiling and unpacking Undertale (and other Game Maker: Studio games!)

 

こちらはGUIで作られていたため、アプリケーションを立ち上げてdata.winを直接開けばアンパックされた中身が見れるぽいです

※ただしGameMaker:Studio2には対応していないので警告メッセージが表示された

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それでも一応アンパックできたらしく画像などを見ることはできました

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で、肝心のフォントですが・・・滅茶苦茶入ってて特定するのが正直面倒な状況

とりあえず中身を見たところ、やはり英数字にしか対応していませんでした

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とりあえずリパックしてゲーム内に反映できるか試すために、適当なファイルを書き換えて保存したらdata.winを上書き

しかし、ゲーム開始時にファイルチェックがされているのか分かりませんが、改変前のdata.winに戻されてしまいゲーム内に反映させることはできませんでした

ゲームデータの書き換えができなかったため、これ以上進めるのは無理そうだと判断し断念・・・

 

終わりに

何も分からない状態から始めたため、この結果に辿り着くまでに1日かかってしまいました

いかんせん、海外発祥のツールのため情報が少なく、更にファイル自体も古いため最新版には対応しておらずと踏んだり蹴ったりです

大人しくOCRを使って逐次翻訳しながらゲームプレイするか、英語の勉強をするしかない・・・って感じですね

今回は難易度が高く頓挫しましたが、今後発売される別のゲームで日本語化に再挑戦しようかと思います

 

www.geboku-kyoudai.com