Dark Deity(ダーク・ディティー)をクリアしたのでプレイした感想と評価レビューをまとめます。
まず結論から
思った通り楽しめるゲームでした
評価は 4.0くらいです
Dark Deityはどんなゲームなのか、というのはストアページのイメージ画像を見ると分かるようにザ・ファイアーエムブレムです
実際のところ内容も似た感じに作られているので、過去にファイアーエムブレムをプレイしことのある人なら取っ付きやすい内容となっています
また単純にガワが似ているだけのゲームという訳でもなく、ちゃんと中身の面白さも保証されていました
以下、個人的な意見をまとめていきます
良かったところ
素晴らしいドットアニメーション
マップに表示されるユニットや戦闘時のアニメーションは全てドットで描かれています
これがかなり滑らかに動くため非常に出来が良かったです
また、各キャラクターには初期クラス1種、二次クラス4種、三次クラス4種の計9種の専用アニメーションが用意されているためバリエーションもあり力が入っていました
更に使用する武器やクリティカル発生などでもアニメーションが変わるという力の入りようですので、色々な動きを見て楽しめました
様々なキャラクター
ストーリーの進行に合わせて多くのキャラクターが味方として加入するため、自分の好みに合ったキャラクターで固めて戦闘をすることができました
イラストが日本人受けする絵柄なのも良かったです(表情差分も多め)
また、味方にはならなかったものの良デザインのキャラクターも多く総合的にクオリティーが高めでした
あとは、敵にやられてしまってもキャラクターをロストしないという仕様もありがたかったです(ただしデスペナルティ有り)
成長率の開示
基本クラスからレベル10で二次クラスに、レベル30で三次クラスにクラスチェンジすることになりますが、その際にレベルアップ時にどのステータスが何%の確率で上昇するかという値(いわゆる成長率)を確認することができます
これのおかげで高いステータスを更に伸ばすクラスを選んだり、低いステータスを補えるクラスを選んだりと育成方針を決められるのが良かったです
悪かったところ
すくみ要素が難しい
ファイアーエムブレムだと武器の三すくみ(剣、斧、槍)なので覚え易いですが、Dark Deityでは武器と防具の組み合わせで有利不利が決まるため覚えるのが難しかったです(というか覚えないままクリアした)
例えば主人公の武器は剣なので斬撃属性を持っており、レザーアーマーに強くチェインメイル弱いみたいな感じです
これが刺突だったり打撃だったり炎だったり雷だったりと、滅茶苦茶組み合わせがあるわけですね
とはいえユニット選択時に有利なら緑の上矢印、不利なら赤の下矢印を出してくれるので何となくでプレイできるため、そこまで悪い要素だとは思いませんでした
武器強化の罠
各キャラクターは武器を4つ持っており、ダメージ重視、クリティカル重視、命中重視、軽さ重視に分かれています
これは専用装備となるため交換や売買はできず、戦闘やショップで手に入れたトークンというアイテムでアップグレードする形となります
ですが強化すると攻撃力(DMG)が上がるのと同時に重量(WT)も増加していくため、何も考えずにアップグレードを重ねてしまうとキャラクターのスピードが落ちてしまい、連続攻撃が出なくなったりして使い勝手が悪くなるという罠が潜んでいました
成長がへたると使い物にならない
これは後半に近づくにつれ顕著になるのですが、ステータスが1違うだけでも与ダメージや被ダメージに差が出てきます
そのため成長率が悪いと愛用していたキャラクターでも切らざる負えない状況になってしまいました
一応ステータスを底上げするドーピングアイテムが用意されており拠点で購入できますが、値段が張るためポンポン買えるものではなかったです
また戦闘中に死んだキャラクターはランダムなステータスが10%ダウンするというデスペナルティを受けるため、その救済処置のように見えますが、そうなったキャラクターは切り捨てて違うキャラクターを強化した方が戦闘に役立つという嚙み合わなさを感じました
逆に言えば成長率が悪いキャラクターでもデスペナルティを受けずにステータスを底上げしてあげれば、戦線復帰させることは可能ということにもなります
まとめ
やや不満に思う所もあるものの、それほどストレスにはならずに最後まで楽しみながらプレイできました
日本語対応されていないゲームなので敷居は高めですが、ファイアーエムブレムをはじめとした他のゲームをやり慣れている人なら何となくでプレイできると思います
細かいところまでは手を入れられませんでしたが、メインストーリーは全て翻訳してあるため中身も楽しめるかと思います