猫様の下僕姉弟の生活

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【ENDER LILIES】ストーリーと背景の考察(正式版)

ENDER LILIES(エンダーリリィズ)のストーリーと背景の考察(正式版)です。

ゲーム内情報から分かる範囲で考察をします(断片的に更新かけていく予定です)

※ゲーム内テキストを多分に含みます。ネタバレに注意してください。

大まかな時系列

まず事の発端だが、これは「初代王の手記1~3」から読み取れる

初代王の手記 1

我々は今、この新しい大陸に足を踏み入れる

暖かく迎え入れてはくれないだろう

きっと多くの血が流れることになる

 

初代王の手記 2

古き民との戦いは熾烈を極めた

戦いが始まって10日がたったが、まだ戦いの終わりが見えない

 

初代王の手記 3

長い戦いが終わり、我々はついに勝利を収めた

この地は新たに六つの国に分けられ私は果ての地を治めることになる

年中寒く、まだ古き民も残っているという厄介な土地を押し付けられてしまったが、これから一国の王となる身だ

①外国人が果ての地(がある大陸)に目を付け、侵略戦争を仕掛ける

②長い戦いの末、初代王の率いる軍勢が勝利する。大陸は6つの国に分けられ初代王は果ての地を治めた

 

次に「古き民の浄化」より穢れの発生源について語られる

また、白巫女の不死の契約印が新たな巫女に引き継がれていくことが示されている

初代白巫女のルーツが「破かれた代王の手記 1~2」にて分かる

破かれた代王の手記 1

死地で一人の幼子を拾った

何を血迷って、古き民の子を拾って連れて来てしまったのだろう

 

破かれた代王の手記 2

滅ぼしたと思っていた古き民の生き残りが最果ての地で穢れを生み、穢者となって押し寄せてきた

古き民の子はこの国で白巫女と呼ばれ祭り上げられるようになった

穢れに対抗できる唯一の存在であったから

穢れの浄化は代償に、穢れに蝕まれることを知っていながら私は止めることができなかった

③古き民の多くが死に白巫女がほぼ居なくなる

古き民の少数が生き残ったものの、虐殺されたことへの憎悪が穢れとなる(死亡時に残る残滓がそれに値する)

④古き民の戦士(フェリン)と白巫女(エルドレッド)の間に子供(ニンフェリア)ができており、不死の契約印が引き継がれる

⑤古き民の最後の生き残りである黒衣の騎士(フェリン)は、その子供と不死の契約を結ぶ

⑥初代王が死地でニンフェリアを拾う

★黒衣の騎士は巫女の子を奪われ幽閉されたと言っているが別人?

⑦白巫女がいなくなり穢れを浄化しきれなくなったため、古き民は穢者として暴れ始める

⑧穢れを浄化できる唯一の存在として、ニンフェリアは白巫女として(必然的に)祭り上げられるようになる

 

「白教書 1~3章」より穢者を浄化できる白巫女の誕生、それを崇める信仰の発生、ある程度安定した暮らしがおくれるようになったことが分かる

白教書 1章

穢れは人を狂気に堕とし、化け物に変えてしまう恐ろしい呪いで、かつてこの地に暮らしていた古き民の怒念から生まれたものだと云われていました

 

白教書 2章

穢者から国を守ったのは、金の髪に白衣を身にまとった一人の女性でした

女性が祈りを捧げると穢れは浄化され穢者は動きを止めました

人々はその女性の神々しい様を見て 「白巫女」(しろみこ)と呼びました

 

白教書 3章

浄化の奇跡を見た人々は白巫女を心の拠り所にして集まり、そこから白教(はくきょう)の信仰が 広まりました

白教の人々は特別な神を崇めず白巫女の導きと穢れを招かぬための規範に従いました

そして、浄化された人たちが穏やかであることを祈り静かに暮らしました

⑨白教が生まれ、初代白巫女である「暁の白巫女 ニンフェリア」が誕生する

元々あった宗教(正導教)などは廃れ無くなる

⑩依然として穢者が発生するものの、人々はある程度の安全が保障された生活をおくった

 

国の運営を支える機関、白巫女を守るためのシステム、協力組織などが作られる

暗部の誓い

闇夜に果ての国を守る影

罪人を裁く地下の執行人

栄光、土地、妻や子のいずれも持つことはない

一生を捧げ、死ぬその時まで国に尽くす

 

信徒の手紙

守り人の候補者は白教徒の中から選ばれ、白巫女を直接護衛する守り人は10名までの精鋭のみが選ばれるといわれています

 

魔術協会の手引き

魔術師たちが共同で設立した組織で白教とは協力関係にある

穢者の討伐の要請にも応じ、支援も行う

⑪暗部、守り人、魔術協会が結成される

⑫ニンフェリアが穢れに侵されるまでに子供を身ごもる(おそらく王族の血を引いている)

⑬ニンフェリアが死に、二代目白巫女の「風の白巫女」が生まれる

※ここに関する描写が無く、名前も不明

 

風の白巫女を中心に穢者の掃討作戦が実行される

若いころのゲルロッドは騎士として王に仕えていたことが「石碑に刻まれた文字」から読み取れる

石碑に刻まれた文字

騎士ゲルロッドは、風の白巫女と共に戦った仲間たちの追悼のために建立する

彼らが勇敢に戦い、この地の穢者を一掃したことで双子城塞を築くことができた

これより先、穢土の領域より来る穢者の進行を防ぐ大きな功績となるだろう

⑭風の白巫女と共に穢者を一掃し双子城塞が築かれる

これにより風の白巫女の穢れが一気に進行する(この前後で子供をみごもる)

 

暁の白巫女の生死は不明だが、風の白巫女に関しては「フリーティアの手記 1」より動きがあったことが読み取れる

フリーティアの手記 1

私の生まれた日にいなくなるなんて、理由だって教えてもらえなかった

元々体が弱かったなんて嘘だ

きっと穢れを引き受けすぎたからだ

⑮風の白巫女がいなくなり(深部に行った)、三代目白巫女の「泉の白巫女 フリーティア」が生まれる。フリーティアは白巫女の中でも特別、穢れの影響を受けづらい体質であった

⑯守り人シルヴァの庇護の下、崖の村で育ち、各地に赴き穢れの浄化を行った

この時、黒の魔女イレイェンと出会い親友になる

 

穢者の研究、及び白巫女の負担を減らすために国家魔術師団が公の場で設立される

ただし禁忌魔術にあたる古代魔術が研究対象のため、魔術協会に属する表の魔術師は加入できない

創設の証

【国家魔術師団の創設について】

穢者研究の第一人者である魔術師ファーデンを中心として穢者に対抗するために組織された魔術研究機関

 

ファーデンの記録書 1

それでも穢者同様に、穢れによる身体への影響は苦痛という形で残り続ける

この苦痛を取り除くことができれば、白巫女の負担を減らせることになるはず

 

ファーデンの記録書 2
穢れを生み出した古代呪術について、もっと深く知ることができれば、きっと白巫女の助けにもなる

 

ファーデンの記録書 5

白巫女から生まれたこれは不死の霊薬と呼ぶべきものだろうが、すでに意識を失ったミーリエルは元に戻らない

⑰国家魔術師団が創設され穢者の研究が進められる

禁じられた領域に関わるため裏の魔術師として生きるが、ファーデンは白巫女の身を案じる魔術師であった

⑱禁じられた領域の毒を防ぐためにマスクを使用していたが、完全に防護することはできずミーリエルが穢者となる

そこからファーデンは豹変したように罪人を使った穢者の人体実験に執着し始める

言動や行動が苛烈になっていったため「異端者」として扱われる

⑲研究の進行により不死の霊薬が生まれる。穢者に対抗するための薬だったが、他の魔術師は違う研究を進めており、ファーデンの思惑とは違い他の魂と結合する効果も持たされていた

 

「血塗られた手記 1~3」から分かるように、穢者の王が現れ双子城砦を拠点とした大規模な戦いが開幕する

血塗られた手記 1

1日目

騎士や兵士、罪人だけでなく魔術師も双子城塞に一部駆り出されることになった

黒の魔女が志願したそうだが、魔術協会の変わり者の考えることはわからん

5日目

もう穢者との戦いが始まってから5日になる

こんな穢者の大群これまで見たことがない

 

血塗られた手記 2

10日目

泉の白巫女も随分と疲弊している

彼女が倒れてしまってはおしまいだろう

15日目

それに穢者を退けたとして、その後どうする

家族は今の俺の姿を見てどう思うだろうか

不死のこれでは俺自身が穢者のようなものじゃないか

 

血塗られた手記 3

王や騎士長は不死になっても意しきはもつといってた

うそだったのか

おもうようにうごけない

でもいしきはちゃんとある

⑳大量の穢れが溜まり穢者の王が現れる

これは深淵にいた風の白巫女が穢れを受けきれなくなり暴走したことが原因と思われる

㉑双子城砦の防衛戦が始まる

騎士団は国家魔術師団から提供された不死の霊薬を使う。ファーデンからは不死の身になることしか王や騎士長に伝えられておらず(他の魔術師が手を加えたためファーデン自身は知らない)、霊薬を使った者が異形の姿の穢者となる

㉒全戦力を持って穢者を撃退し、穢者の王が浄化される。この時、フリーティアだけは穢者の王の記憶を読み取り真意を知る

同時に母から受け継いでいた護りの宝具が砕け、効果を失う

 

王族の血を引く子供を身ごもる前にフリーティアが強い穢れに侵され、護りの宝具を失ったため身体に異常をきたし穢れを浄化できなくなる

王の意向により国家魔術師団が更なる禁術に手を出す

フリーティアの手記 4

いつも聞こえてくる後継者の話

子供なんていらない

 

フリーティアの手記 5

誰か少しでいいから

連れ出して

 

禁書の切れ端

命を創る、作り変える魔術はこれまでいくつか試されてきた人口生命体の創造

赤子の体内に力の根源たる魂を導くことで肉体を操作する意識は赤子のまま力を引き継ぐことができるとされる

㉓フリーティアは母親、そして自分のような運命を辿らせたくないと考え子供を作る気はなかった。しかし地下の研究所に隔離され、ファーデンを主軸にした人体実験により白巫女のクローンが造られ始める

㉔果ての国全体に広がる穢者に対抗するため、造られた「白巫女 リリィズ」は生まれた順に各方面に置かれ育てられる(そのため各地で白巫女の遺体が発見される)

国、及びファーデンの計画では造られたリリィズを犠牲にしてフリーティアを救おうとしていたが本人がこれを拒否。深部でフリーティアは穢れを溜めこみ続け、限界がくる

㉕フリーティア1人で抑えきれなくなった穢れが深淵より地上に向かって上る

その途中、暗部でヘニールに会い、わずかに残る意識で「白巫女を助けてほしい」と伝える(しかし結果としては地上に連れ出す前に死亡)

㉖最終的に地上から沸きだした穢れは天まで昇り、死の雨が降り始める

穢れに汚染された雨を受け全ての者が穢者と化し国が滅びる

㉗黒衣の騎士が不死契約を受け継いだ白巫女(主人公)を見つける

2人の旅が始まる

㉘各エンディングに派生。詳細は後述

 

 

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