PS4版 void tRrLM(); //ボイド・テラリウムの体験版をプレイしましたので、どんな感じのゲームなのかを交えつつ感想・評価をおこないます
void tRrLM(); //ボイド・テラリウム | 日本一ソフトウェア
void tRrLM(); //ボイド・テラリウムってどういうゲーム?
文明が滅び、有毒な菌類に汚染された世界が舞台のローグライクゲームです
主人公は画像左のお世話型ロボットの方で、この世界に1人生き残り衰弱していた少女「トリコ」を助け、生存できる環境を作りだすことを目的としています
それ故ゲームジャンルが「ローグライクお世話RPG」と銘打たれています
ローグライクと言えば「風来のシレン」や「チョコボの不思議なダンジョン」などが有名どころだと思います
それらと違ったユニークなシステムなども混ぜつつ紹介したいと思います
何をするの?
プレイヤーはトリコを生存させるためにダンジョンに潜り資源や食料を集める必要があります
トリコとの出会いは土に埋もれ衰弱した状態から始まりますが、ダンジョンで手に入れたアイテムを使用して目覚めさせます
その後はトリコを保護する拠点である「テラリウム」を充実させていくことが本作品の目的となります
どういったことができる?
ダンジョンの探索
トリコのお世話に必要な資源を求めて廃墟(ダンジョン)の探索ができます
ダンジョンは自己増殖する性質を持ったシェルターで作られているため、探索の度に構成が変わる作りとなっております
そのため決まった攻略法は無く、クリアするために知識を蓄える必要があります
ダンジョンは基本的に他ローグライクと同じ感覚で遊べます
本作の特徴として、レベルが上がるとランダムでプレイヤーの強化内容がランダムで表示され、その中から状況にあったものを選択していくスタイルとなっています
体験版では以下の項目が確認できました
① |
【ATK強化Ⅰ】 ・ATKが3増える |
---|---|
② |
【DEF強化Ⅰ】 ・DEFが3増える |
③ |
【HP強化Ⅰ】 ・HPが5増える |
③ |
【CRI率強化Ⅰ】 ・クリティカル率がわずかに増える |
④ |
【回避率Ⅰ】 ・回避率がわずかに増える |
⑤ |
【リュック拡大Ⅱ】 ・アイテムを持てる数が6増える |
⑥ |
【カイト】 ・攻撃と同時に後ろに下がる |
武器や防具は20%アップなどの割合増加のため、ATK強化やDEF強化を選択して基礎値を上げていくのが効果的そうです
また初めのうちはリュックが5枠しかないためアイテムを全然持つことができないので、レベルアップボーナスでリュックを拡大できるとかなり楽になります
食料の確保
ダンジョン内には滅亡した人類の物資が残っており、中でもトリコに食べさせる食料の確保が大事になってきます
食料はダンジョン脱出時に保管庫に入れることで初めて持ち帰ることができるので、敵にやられずに最後まで進められることが生命線となります
また全アイテムには汚染度が指定されており、汚染度が高いアイテムはプレイヤーやトリコに悪影響を及ぼします
そのため唯一持っているアイテムだとしても使用するかどうかは慎重になる必要が出てきます
ちなみに食事のシーンなんですが
実際にダンジョンで手に入れたアイテムをロボットが手に持ってトリコの元へ運んでいきます
「黒光りする虫」 ⇒ 貴重なタンパク源だ
なるほどね・・・じゃあこれで
ん?その手にしてる物って・・・うわああああああ
資源への変換とクラフト
プレイヤーがダンジョン内で手に入れたアイテムは、安全対策の処理装置によって全て資源へと変換されます
それと同時に強化状態もリセットされるためダンジョンに潜る度にノーアイテムの1レベルからの開始となります
しかし救済処置として最終階の出口まで辿りつけなくても、最後に持っていたアイテムから資源を得ることができます
そのためダンジョンは絶対にクリアしなければいけない、と言われたらNOとなります(ストーリー上、場合によってはキーアイテムを持ち帰る必要がありますが)
各資源を集めたら、それらを使って物を作ることができます
トリコを守るための設備だったり、家具やぬいぐるみといった様々なオブジェクトを作成し配置することが可能です
またクラフトすることで「クラフトボーナス」を得ることができます
これによりロボットの初期能力が上がるのでダンジョンの探索がよりスムーズなものとなっていきます
例えば「おおきめの水槽」をクラフトすることで「リュックのサイズ+2」のボーナスを得れます
持てるアイテム数=ダンジョンにおける生命線なので嬉しい効果です
初めは厳しいかもしれませんが、前述したとおり敵にやられても資源を持ち帰れるため少しずつクラフトボーナスを増やすことでクリアし易くなる設計になっていると言えるでしょう
感想・評価
体験版をやった感じ好感触でした
ソフト買ってしっかりとプレイしたいなぁと思っています
元々僕がローグライクが好きなのもありますが、中々容赦ない設定が気に入りました
また拠点では、サイケデリックなBGMが流れるんですが結構好みです
ゲーム内容だけでなくサウンドも大事な一要素なので、こういうところも気に入ったポイントですね
ただ1つ、汚染度のバランス具合とトリコの世話をする難易度だけが気がかりですね
これがハードすぎるとプレイに支障が出てイラつきますし、下手するとクソゲーになりかねないです
ですが日本一ソフトウェアさんは歴が長いですし、そこら辺の調整具合は信頼しています
おまけの一言
「void tRrLM(); //ボイド・テラリウム」っていうタイトルは、メソッド名(「void tRrLM();」の部分。ある処理をさせるための関数)とコメント(「//ボイド・テラリウム」の部分)で構成されているのですが、仕事柄これが刺さりました
void型のメソッドはゲームをスタートする処理をキックするのに使われたりしますが、呼ばれても何も返さないという意味合いも持っています
本作において、どういった意図でこのタイトルにしたのか・・・私気になります
あとレビュー内には記載しませんでしたが、結構グロい表現が混じっています
公式サイトにいけば見れますが中々ヤバイですよ・・・