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【聖塔神記 トリニティトリガー】体験版をプレイしての感想・評価

聖塔神記TRINITY TRIGGER(トリニティトリガー)の体験版をプレイしましたので、どんな感じのゲームなのかを交えつつ感想・評価をおこないます

聖塔神記TRINITY TRIGGER(トリニティトリガー)公式サイト

 

古き良きを謳うアクションRPG

90年代の王道RPG体験を現代に。
王道ファンタジーRPGに携わってきたスタッフの手による完全新作タイトル。
運命に巻き込まれた青年が世界を救う物語。
フィールドを探索し宝物を探すワクワク感。自らの手で攻略法を見つけるアクション性。
当時体験した子供は大人になって、あのときの感動を。
今の子供には、体験したことのないまっすぐなファンタジーRPGを。
一人でも、みんなでも。

ゲームの特徴
現代で蘇るクラシックなクォータービューアクション
90年代の雰囲気を感じさせながらも現代にブラッシュアップされた正統派クォータービューアクション。

公式より引用

昔のゲームの良かったところをブラッシュアップし、新しいけど懐かしさを感じさせるゲームといった謳い文句となっています

 

体験版をプレイしての感想

キャラデザインは良い

本作のキャラデザを担当しているのは風間雷太さんで、ボーダーブレイクやXenobladeなど個人的に馴染み深い方である

体験版では主要キャラクターであるシアン、エリス、ザンティス、ライムの4人が登場したが、かっこかわいいイラストだったので満足度は高い

 

公式サイトには物語に登場するキャラクターのイラストが上がっており、他キャラクターへの期待値も高め

しかし体験版は物語の展開を超簡素なダイジェストで済ませてしまっているため、各キャラクターとの関りが良くわからないまま進んでしまったのが残念である(公式サイトみてくださいって事なのだろうか)

 

ゲームコンセプトとなる3つの発見

このゲームでは「3つの発見」というのを売りにしているのだが、正直それが良い方に向いているとは感じられなかったので、それぞれ思ったことを記載する

●バトルでの発見
全8種類の武器をバトル中に”リングチェンジ”で切り替えて戦うアクション。敵との間合いや状況だけでなく、弱点となる武器を発見することが攻略のカギとなる。
またコンボや武器の強化、付与する効果を自分で合成し、自分だけのバトルスタイルを楽しめる。

体験版時点では各キャラクターは2種類の武器を持っており、「剣、弓、槍、斧、拳」の5種類の武器が確認できた

敵には弱点となる武器種が設定されているので、操作キャラクターを入れ替えながら適切な武器を選択することでサクサクと進められるような設計となっている

また武器は「リングチェンジ」により状況に合わせ瞬時に持ち替えることができる(攻撃モーション中はリングチェンジは開けても武器を変更できないなど微妙な点もある)

 

ただし肝心のアクション性が悪いというのが非常にマイナスポイントである

まず攻撃や回避行動を行うにはシンクロゲージ(スタミナのようなもの)を消費するのだが、これの消費が大きく数回攻撃しただけで空になる

ゲージがない状態でも攻撃はできるが、カスみたいな与ダメージになるので常にゲージを気にしながら戦わなければならず爽快感を失わせている

ゲージの回復自体は早いので多量の待ち時間が発生する訳ではないのだが、ザクザク攻撃して敵を倒せないのが非常にストレスである

3ダメージしか出ていないことが分かる

 

次にトリガーアタック(武器での攻撃)による硬直

トリガーアタックは武器毎に2種類用意されており、組み替えることで自分の使いやすい攻撃の組み合わせを模索することができる

またポイントを使うことで強化できるので使い勝手が増していくのが良いのだが、攻撃時の硬直が気になった

一度モーションを開始すると、それが終わるまで次の行動に移ることができない

そのため敵の攻撃がくると分っていても回避が間に合わないためストレスの種となってしまっている

これはトリガーストライク(必殺技)でも同じことが言える

時間経過で武器が輝くとトリガーストライクという強力な技を使用できるようになるのだが、これの演出もキャンセルできないので被弾前提となる場合があり使い勝手が悪い

また武器を切り替えると輝きがリセットされてしまうのだが、敵の弱点に合わせて武器を切り替えながら戦うことを推奨している仕様とミスマッチしている点もよろしくない

見えていても硬直により回避できない

 

●フィールドでの発見
自然豊かな森、光るキノコが群生する森、雪山、砂漠、氷と炎等、バリエーションに富んだ計60種類以上のエリアマップの道中では、
宝箱がいくつも隠されており、草を切ったり、岩を砕いたり、ひと目では分からない隠し通路があるなど、ダンジョン探索は発見の連続。
単純移動にならないマップを踏破したくなるような様々な仕掛けが用意されている。

ややカメラが近めのクォータービューアクションとなっているため隠されているアイテムを探すのが逆に苦になってしまっている

一応、目印となるようなオブジェクトが場所によっては配置されているため多少は配慮しているのだろうが、鬱蒼とした木々の隙間から奥の道に行けるなど分り辛い点も多いのが気になってしまった

正直、宝箱にはろくなものが入っていないので簡単に見つけられるもの以外はスルーしてしまったほうが精神衛生上良いのではないかと思うが、これに関しては個人的な意見が強めなので隅から隅まで探索するのが好きな人には良いかもしれない

ただし草を切るとポーションを作る素材が出たり、岩を砕くとマナタイト(武器や防具に着ける装飾品)を作る素材が出たりするのは良かったと思う

左に道があるが見下ろし視点では分からない

 

●街での発見
街で出会う人々の会話の中には発見がたくさん隠されている。会話を通して見つかる宝もあるかもしれない。
この世界に隠された真実を発見するには、虐げられている人々の話を聞くことも重要となる。

こちらに関しては体験できる内容がなかったので省略

本編ではクエストが用意されているようなので、そちらは楽しめるかもしれない

 

最大3人までのマルチプレイに対応!!

ただしローカルのみです

ズコー

ソフト1本とコントローラーさえあれば複数人でできること自体は良いと思いますが、マルチプレイを売りにしたいならオンラインマルチもできるようにするべきでは・・・

まぁメニュー操作や武器の切り替え、アイテム使用時にゲームがストップする仕様のためオンラインには向いてないのでしょうが、ちょっと残念ですね

 

評価

触った感じ「鬼ノ哭ク邦」の劣化版といった印象を受けました

色々と書きましたが正直アクションRPGとして楽しめなさそうだったので、この体験版を通して何も改善されないようであれば買わないと思います

ちなみにこれ、税抜 7,800円(税込 8,580円)するんですよ。高すぎやしないですかね?もしかしたら値段相応のボリュームがあるのかもしれませんが、楽しくなければ長くても辛いだけなので何とも言えません

体験版はSwitchとPSのどちらでも配信されているので気になる方は直に触るのが良いと思います(ちなみに5/26現在、PS版は何故かCERO-Zになっておりクレカ登録していないとダウンロードできません)