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【スターオーシャン4】プレイした感想・評価。前作を省みて、良作に返り咲いた一品

スターオーシャン4をプレイした感想と評価レビューをまとめます。

まず結論から

かなり楽しめるゲームでした

評価は           4.0くらいです

スターオーシャン3に引き続き、PSストアのビッグウィンターセールにて購入したものをプレイしました

正直な話、前作の余りの酷さにゲンナリしていましたが、本作ではスターオーシャンらしさが戻り、面白い作品に戻っていました

以下、個人的な意見をまとめていきます

 

良かったところ

面白い戦闘システムの構築

本作ではスターオーシャン2の戦闘システムをベースにしており、前作で酷評した要素が無くなり面白い戦闘に戻りました

通常攻撃の他にも、打ち上げ攻撃、ダウン攻撃、起き上がり攻撃などが追加されて動かしやすくなっていたり、前作あったキャンセルチェインがリンクコンボという形に変更されて使いやすくしたうえで引き継がれていたりと、各タイトルで良評価されていた仕様が上手く合体してブラッシュアップされています

また、特に評価したいのが新規で追加された「サイトアウト」システムで、これは敵の動きに合わせて攻撃を避けることで視界外に回り込み、奇襲を行えるというものです。これにより敵の攻撃を無効化した上で、防御力を無視したクリティカル攻撃を入れることができます

更にラッシュゲージというものも追加されており、一時的にガードレス状態(のけぞり無効)になれたり、必殺技を連続で叩き込むラッシュコンボを発動できたりと、戦闘に駆け引きと爽快感が生まれました

 

キャラ加入状態の改善

前作では途中加入のキャラクターは、全てレベル1の状態で仲間になるため、使いたい場合は別途育成の時間を設ける必要がありました。個人的にはそれが面倒で、特に後半に加入する仲間に関しては放置していました

本作では適正レベルで加入することに加え、スキルが熟練度からレベル制に戻ったため、スキルポイントを使えばすぐに実戦投入できるようになっていたので良かったです

また、レベルアップ時に貰える個人スキルポイントに加え、フィールドスキルの使用や宝箱を開けたとき、イベントをこなした時などに誰でも使えるPTスキルポイントももらえるため、こちらで賄える点も便利でした

 

PAが回収しやすくなった

特定の場所での会話などで発生するPA(プライベートアクション)ですが、大体のものが拠点の艦内で起こるようになったため、ある程度は回収できるようになっていました

もちろん短い期間でしか起こらなかったり、言われなければ分からないような場所で発生するものなど、普通にプレイしていると見逃してしまうものも多数ありましたが、意図的に街巡りをしないと回収できなかった過去作に比べると見逃しが減ったので良かったかと思います

 

悪かったところ

ボス戦の調整が下手

「グレゴリ」と呼ばれるボスには弱点となるコアが存在しており、そこ以外はほぼダメージが通らないという仕様となっています。しかしそのコアに攻撃を当てるのが位置的に難しかったり、超短時間しか当てられないようになっていたりして面倒なだけな戦いとなってしまっていました

一部のボスを除きサイトアウトしてもコアを攻撃できないため、せっかく面白いシステムを搭載しているのに、そのシステムを殺すような作りになってしまっているのが残念でした

その他にも、それなりに強い敵が4体くらい出る戦闘を連続で8連戦させられたりと、ゲンナリするシーンがいくつかありました

通常戦闘が面白かっただけに、ボス戦はあまり良い出来だったとは言えません

 

アイテムクリエイションが空気化

前作の初見殺しシステムを廃止し、仲間同士で話し合うことでレシピを開発し、それを元にアイテムを作成するというシステムに変更されました。そのため、分かりやすさという観点では良くなったと言えます

しかし、その代わりに何かを作るのに複数の素材を要求されるようになりました

今までは、ランダム要素が強かったものの、例えば鉱石1個から武器を作り出したりと手軽に行えたためチャレンジする価値がありましたが、本編をクリアするだけであれば店売りの装備品で事足りるので、素材集めに時間をかけるよりさっさと先に進めた方がよいという本末転倒状態でした(高難易度だとまた違ってきそうですが)

アイテムクリエイションあってこそのスターオーシャンなので、この点に関してはちょっと残念に感じます

 

キャラクターグラフィックがちょっと怖い

CGレベルの向上や、HD化ということもありグラフィック自体の質は高い方にあります。しかし、その一方でキャラクターの表情が硬いことや、質感が原因で人形が動いているように見えてしまいました

これは、特に眼に光が入らないシーンでは顕著でした(別途、イラストとCGとの乖離も見られたため「君、写真と違くない?」とも思ったり)

また、ウェルチやサラといったウザイだけのキャラクターが登場してしまった点も、あまりいただけませんでした。サラはともかく、なぜウェルチは歴代のデザインではなく、あのような奇抜なものにしてしまったのか謎です

↑これが
↓こう

 

まとめ

クソゲーとして評価した3とは異なり、4は楽しくプレイすることができました(どうしても比較してしまい、やや贔屓目な評価をしている感もありますが)

またナンバリングは4となっていますが、シリーズの時間軸的には一番最初の立ち位置となっており、宇宙進出をした理由だったり、銀河連邦や未開惑星保護条約の成り立ちなどが分かる内容なので是非プレイして欲しいです

ちなみにストーリーはやや不評らしいです。自分は上記目線で楽しめたので大丈夫でしたが、それでもウジウジ期のエッジ君は気になったので、そう思う人もいるだろうなとも思います