猫様の下僕姉弟の生活

猫様とゲームとコスメ

【Little Witch Nobeta】ストーリーと背景の考察

Little Witch Nobeta(リトルウィッチノベタ)のストーリーと背景の考察です。

ゲーム内の情報から読み取れるもので考察しています(アートブックは買っていないので間違った内容もあるかと思います)

 

世界観

中世ファンタジー世界

人間の他にも多種多様な種族が存在しており、敵対、及び一部交友関係を持つ

  • 人間
    • 普通の人族
    • 例外として魔女という存在がいる
  • 獣人
    • 耳や尻尾を持つ種族
    • 獣人にはそれぞれ信じる神(幻獣神)がいる
    • 人間と取引する集落もあるが実は搾取されているだけである
  • ドワーフ
    • 金属を鋳造するのが得意な種族
    • ブラッドオークからの略奪と教会との戦で滅びる
  • ハイエルフ
    • 魔法が得意な種族
    • 自分達の都市や文化を持つが、教会との戦後姿を消す(この時点では絶滅していない)
  • エルフ
    • 種族名のみ登場
  • ダークエルフ
    • 亜人と徒党を組んで略奪行為を働く種族
    • 良い話があればすぐに乗り換える質だが、それでも人間とは一切手を組まなかった
  • オーガ
    • 巨大な体躯を持つ種族
    • 教会との戦で滅びる
  • ブラッドオーク
    • 鎧のように硬い皮膚を持つ種族
    • ドワーフ族から武器などを略奪し他種族より優位に立つ
    • 第一次対外対戦で滅びる
  • ハーフリング
    • 潜入と盗みが得意な種族
    • 身の丈が人間の子供くらいなのが特徴
  • マーモット
    • 土を掘るのに特化した爪を持つ種族
    • 人間の体型に近い

 

明記はされていないが、人間以外の多くの種族は「異端」として殺害、もしくは「実験体」として捕まっており、勇者を筆頭に天啓騎士団や人形部隊の手により絶滅している

 

時代背景

天啓元年~天啓100年

人間 対 他種族(亜人として総称)との構図があり、人間は弱い存在であった

数百年の間、亜人から奴隷や食料として扱われていた

 

教会の誕生

ドワーフ族が住んでいた土地から古代の遺跡を発掘し、生魂技術を発見する。これにより勇者と呼ばれる存在が誕生

勇者は生魂により不老と強靭な肉体を獲得した神に選ばれし者で、中でも天啓100年に行われた対外対戦で最も戦果を挙げたものが三大勇者として任命される

  • 剣の勇者
    • ターニアの父、アルベート。人形部隊を与えられる
  • 槍の勇者
    • ヴァネッサ。「騎士の王国」を建国
  • ?の勇者
    • フード姿で素性は不明。男と思われる

この3人の他にも多くの勇者が存在する

 

天啓100年

長い間、亜人に苦汁をなめさせられた人間は教会配下の勇者を筆頭に、亜人との全面戦争を起こす

この戦により人間と亜人との立場が逆転し、多くの種族を絶滅に追いやったことにより人間は広大な土地を手に入れる

手に入れた土地から外敵の侵入を防ぐため、教会は勇者に辺境の地を与え国を建てさせ守護者とした

 

天啓130年

騎士之国

人間の楽園と呼ばれるほどに発展した国。多くの人間がこの国の民になりたいと願うが、入国許可証がなければ立ち入ることは許されないほど厳重

ヴァネッサが王として国を率いているため、騎士之国は使者を通して教会とのやりとりを行っている

騎士之国を妬む近隣諸国連合から獣人や異端を匿う罪深い国と糾弾され滅ぼされる。しかし騎士之国のみが清廉潔白であり、それ以外の国では、貴族が獣人奴隷を違法に飼っているのは誰もが知る事実であり、体の良いスケープゴートにされた

 

天啓騎士団

ナイツ・オブ・アポカリプス

教会が最初に組織した騎士団。勇者の誕生により名ばかりの存在に落ちぶれていたが、ヴァネッサの手により栄誉を取り戻した

剣士、盾兵、斧兵、弓兵、魔術師などで編成される

 

天啓160年

教皇に代わり、聖女が教会の新たな指揮者となる

更に教会が生魂人形の製造に成功する

意志を持たず、強靭な肉体を持つ生魂人形を得た教会は徐々に勇者を必要としなくなった。王に拝命されなかった勇者は人形を操る「人形指揮官」、あるいは教会の脅威を排除する「異端審問官」になったがこれは体の良いお払い箱である

 

戦闘用人形部隊

生魂の実験により生まれた存在

人形部隊の騎士が使う部隊。人形部隊は、教会の「人形指揮官」キング、最も強い人形クイーン、そしてビショップ、ナイト、ルークが各2対ずつ、さらにポーン8体を加えた16体の編制で構成される

教会は人形部隊を率いて全面的に戦を仕掛け、人間、亜人問わず実験体とした

 

異端審問官

教会を脅かす存在を「異端」とみなし、排除する機関(要するに反勢力は全て異端とした)

「異端」は生魂の実験体として扱われる

 

天啓170年

獣の魔女が誕生。教会を是としない異教徒から邪神として崇拝される

しかし聖女自ら率いる軍により殺害される

 

魔女

対勇者戦などに赴いていたが、諸国で発生した疫病の原因をなすりつけられ存在を消した。これはであり、魔女は教会に裏切られ実験体となった

教会と敵対する存在で、教会に属する都市を長きにわたって眷属を連れて襲撃していた

その間、教会は魔女が人形に代わる最高の器と考え、審判官や勇者を含む勢力を持って魔女を撃退し、実験体とする

その結果、魔女は生魂の器に良く馴染むことを発見。更に生魂に生まれた新たな意識が魔女本来の意識を抑え、教会が制御することに成功。教会の魔女(チャーチウィッチ)と呼ばれる戦争兵器を完成させる

これにより勇者の存在意義が完全に消失した

 

疫病

教会は、疫病の治療は教会で受けなければならないと主張していたが、この時教会の拠点のある街では失踪者が続出した。疫病は教会自身がばらまいたもの、もしくは普通の病気を疫病だと嘯き、それを理由に人を集め実験体としたと思われる(このサイクルは、血の医療を施す医療教会に近いと言える)

医師が身に着けていたのはペストマスクの形状をしたものだが、実際は魂素を抽出する手術に使用したものである

 

天啓190年

聖女が教義を再解釈し、幾年にも渡る対外対戦の中止を宣言。勇者に与えた生魂の返却を命ずるも反対者が続出。最終的に異端の烙印を押した勇者や騎士を滅ぼし、教会自ら王国を建設する

教義を再解釈した理由は、力をもって亜人を絶滅させ続けても神が姿を現さなかったため。それにより対外対戦の中止を宣言した。それに対してヴァネッサは力が足りていないことが神が姿を現さない理由として力を求め続けた

ただし対勇者戦では「教会の魔女」を持ち出しているため、結局のところ力に対して力をぶつけている

 

それ以降

生魂人形を残し人類は滅びる(外の世界が分からないのでスケールを大きくしたが、小単位で語るなら教会に連なる場所のみ)

近隣諸国が徒党を組んで騎士之国を滅ぼしたように、残存の勇者を含む人間と亜人の勢力により好き放題する教会が次のターゲットとして滅ぼされた

教会は人形がメインの戦力であり、力量差を考えると一介の勇者では全く歯が立たない存在だが、通常の人形は「人形指揮官」がいなければまともに機能せず、「人形指揮官」は元勇者であることから反旗に加担していると考えれば勝つことは可能

生魂人形は強力な存在であるが、自らの意思で教会に力を貸すことは考えられないので戦いには参加していない

or

生魂人形の更なる力を求めて精錬し続けた結果、自意識を持つ生魂人形達によって復讐された説を推すが、実際の原因は不明

この場合、他の生魂人形が出ないのはおかしいと思われるが、これは自意識を保つために互いに魂素を奪い合い、その結果ターニアやモニカが生き残っていたというだけである(そのためターニアの周囲には壊れた人形が大量に落ちていたりする)

 

キャラクター

ノベタ

本当の自分を知るために玉座を目指す。玉座を目指すこと、それには黒猫に従うことだけが魂に刻み込まれている

ノベタ(ノノタ)が生魂であることは怒りのゴーストアーマー戦の時点で明らかになっている

  • 安らかに眠れ、哀れな生魂よ
  • 汝の魂素が再び利用されないことを願う

 

自意識を持つ生魂人形から魂素を得ることでノノタ自身にも自意識が芽生える

また黒猫ちゃんの意地悪な発言から、自身にも意思があることを示す行動を取るようになる

  • …たかが帽子だろう?
    でも、私には意味のあるものなの…これは、私の帽子だから

 

ノベタは元々「教会の魔女」であり、複数元素を扱うことができたり、死者の蘇生 or 生魂の定着ができることから非常に強力な魔女であると言える

生魂の器として教会に目を付けられたノベタは実験体として扱われる。そのため実験体の行動制限に使う首輪と足枷が着けられた状態がノノタ側に反映されている

また、傀儡を欲する教会としては自意識が生じると都合が悪いため、魂素を玉座へと封印する。同時に封印体もつなぎ合わせ、魔力と魂素の流れが制限されるようにしていた

その際、高次元の存在(教会の言葉を借りるなら神)により、ノノタの生魂が作られた。これにより死に戻りの力を得る

単なる器であるノノタを眷属の黒猫を通して玉座へと連れ戻し、封印を破ることを目的としていた

ちなみにノノタの存在は早い段階で公式から明かされていたりする

 

その他、精神世界に天啓騎士団が敵として出現するのはヴァネッサの生魂が入り込んできたため。それ以外の前ステージにもいた敵はノノタの影響

 

黒魔女

外伝《夢現の輪廻》にて登場する魔女で、体の大きさや、精神世界でのみ姿を現すことからノベタ本人と考えられる

ノベタの体は魂素を抽出した時点で死を迎えているため、今の小さな体はノノタの生魂を移植された別の体である。これは精神世界におけるノベタ(ノノタが入っている方)に首輪が着けられていることから分かる

そのためノベタは生魂としてのノノタの姿形を把握しておらず、初見でヴァネッサを自身を玉座まで連れてきてくれた生魂だと勘違いした

また性格に関してたが、生魂人形に触れてノノタとしての自意識を獲得したことで、精神世界を通してノベタにも柔らかさが反映された

 

黒猫ちゃん

ゴーストアーマー戦後に「ノベタ様の眷属」と発言していることや、「キミ」と「ノベタ様」を別物と認識していることから、ノノタが生魂であることを知った上で玉座への案内を行っていることが分かる

また生魂に意思がないという発言に対しても「キミだってあいつらと同じじゃないか」と答えている。ノノタに対しても同じように見ているため、冷たい態度をとった

しかし自意識を持ち始め、最後まで自分のことを助けようとする優しさを見たことでノノタのことをノベタの器ではなく、一個人として認める

人間の姿と獣の姿を切り替えられることから獣の魔女に関連する者や特殊な獣人族、もしくは元々存在する生物ではなく、そういう存在としてノベタが作ったなどが挙げられるが、外伝映像が公開されないことには何とも言えない

 

ゴーストアーマー

ノベタが玉座へと進むのを阻む存在

忠誠心に厚く、秩序を重んじていることから元は天啓騎士団の一員と思われる。ヴァネッサと共に教会に庇護を求めた結果、実験体とされたが王への忠誠心が厚かったため生魂の主導権を握った

そのため、ヴァネッサが玉座へ辿り着くのに障害となる存在の排除に務めている

また怒りのゴーストアーマーは別個体で、ゴーストアーマーが正面を守っているのに対し、こちらは裏道を監視していた。ノノタを案じるセリフを持つことから優しい人物であることが伺える(ヴァネッサに近しい存在のため、生魂についての知識がある)

 

ターニア

教会から与えられた辺境の地を統治する勇者(辺境伯アルベート)の娘

天啓190年、勇者の持つ生魂を返却せよという教会からの要求をアルベートが拒否した結果、「異端」として扱われ教会の手で街ごと滅ぼされる

父は死に、侍女の手によりターニアは街から逃がされたが、逃亡生活も虚しく2年後に教会に捕まり実験体となる

「死と共に全てを終わらせる」その強い意思がターニアを生魂人形とした

父に買ってもらったリボンを何よりも大切にしており、願いと共にノノタに託した

 

モニカ

獣人族の集落の族長の娘

人間の国と距離が近く、行商人(ヘンリー)との取引も多く行われていたが、異端討伐の名目で人間の手により部族が滅びる。部族の女子供は全員奴隷として貴族に売られる

天啓151年、モニカを購入した貴族に対して一度もへりくだることがなかったため廃棄されるところを教会に買い取られ、実験体となる

「もう一度故郷の森を見たい」その強い意思がモニカを生魂人形とした

しかし生魂人形となった今、その意思は忘れ去られてしまった

 

ヴァネッサ

亜人の襲撃により両親を失うが、無名のレンジャーにより命を救われる。しかし暫くした後、突如としてレンジャーは姿を消す

レンジャーは自身の危険な旅に連れていくのは良くないと考え、同年代の子供と遊ぶヴァネッサを見て、善意で村に置いて行った。しかし、ヴァネッサは必要のない存在だから捨てられたと思い込む。全てを失ったヴァネッサは亜人を滅ぼすことだけを目的に勇者の試練を受け、勇者となる

天啓100年、第一次対外対戦に参加し天啓騎士団と共に多くの戦果をあげ槍の勇者を任命される

天啓130年、天啓騎士団を中心とした「騎士の王国」を建国する(ゲーム内では騎士之国として登場)

天啓160年、教会が生魂人形の製造に成功し勇者の必要性が落ちる

天啓190年、聖女が教義を再解釈し幾年にも渡る対外対戦の中止を宣言。しかし亜人を滅ぼすという目的のため勇者になったヴァネッサは教会の命令を無視し亜人への侵攻を続ける。結果、教会の審問官に目を付けられ警告を受ける

その間、対亜人という共通目的がなくなり人間国家は統一を失う。周囲が堕落する中、規律により繁栄を続ける騎士の国を妬んだ近隣諸国は徒党を組み「異端国家」として侵攻する(この争いには生魂人形が投入されていることから、勇者が加担している)

生魂人形に敗れ亡命したヴァネッサは教会に庇護を求めるが、その後消息を絶つ

「勇者が要らないのであれば勇者を超える」その強い意思がヴァネッサを生魂人形とした(元々生魂について知っている身なので、力を得るために自ら実験体になった可能性が高い)

その後、力を求めて玉座を目指すがノノタ、ノベタの両者に敗れる

 

その他

ステージ

公式サイトの背景に設定されている画像。構想段階では巨大キノコが群生するステージが予定されたいたのかもしれない

Crawn(王冠):教会の王国

Forbidden(禁断):生魂技術が眠る古代遺跡

Temple(神殿): オルケン神殿

Forest(森):古城の外

Throne(玉座):黎跡城

Tunnnel(トンネル):幽々たる隧道

Underground(地下):地下洞窟

Lava(溶岩):マグマ遺跡

Mashroom(キノコ):地下洞窟に統合?

 

詠唱

器用ステータスの値により詠唱速度が変化する。それに合わせてセリフも短いものに変わっていくが、これは魔女としての格(練度)が上がっていることを表す

またノベタとモニカの詠唱が異なることから、属性が同じでも魔法の形態によって内容が変わってくることが分かる

更に生魂人形の中でもモニカのみ魔法を使えることから、獣の魔女に関連する可能性がある

  • アーケイン
    • 深き眠りより目覚めし力の源よ、我に共鳴し力を与えたまえ
    • 器に封じられし秘めたる力よ、我が命に従え
    • 魂素は力とならん、即ち秘術である
  • アイス
    • 白銀に染まりし生命の泉よ、我に仇なす者を打ち砕く力となれ、凍てつく氷柱
    • 器に封じられし秘めたる氷よ、我が命に従え
    • 魂素は氷雪とならん、即ち蒼天である
  • ファイア
    • 深紅に燃える灼熱の炎よ、我に立ちはだかる者を灰燼に帰せ、猛る暴炎
    • 器に封じられし秘めたる炎よ、我が命に従え
    • 魂素は火炎とならん、即ち業火である
  • サンダー
    • 漆黒の雷雲より鳴り響く稲妻よ、わが呼び声に応え全ての障害を穿て、轟く鉄槌
    • 器に封じられし秘めたる雷よ、我が命に従え
    • 魂素は迅雷とならん、即ち雷帝である
  • モニカ
    • 紅蓮により鍛えし強者が火、我が命に従い一切を食らい尽くせ!
    • 解き放て、魂素は全てを燃やし尽くす炎となる
    • 魂素は自らを燃やし彼の者を焼き尽くす

 

関連記事

コスチュームの種類と入手方法

調査アイテムの入手場所一覧

魔法の詳細と入手場所一覧

調査アイテムのテキストまとめ

ストーリーと背景の考察