戦場のフーガをプレイした感想と評価レビューをまとめます。
まず結論から
思った通り楽しめるゲームでした
評価は 4.0くらいです
戦場のフーガは帝国に連れ去られた家族を取り戻すためにタラニスという戦車に乗って戦うシミュレーションゲームで、12人の子供たちが主人公として描かれています
戦場が舞台となるうえに、「ソウルキャノン」という子供を1人犠牲にすることで敵を倒せるという選択肢が用意されているため、設定はやや重めです
とはいえゲームシステムはシンプルなため、ある程度慣れてくれば戦略的なバトルを楽しむことができるのでバランスは良いと思いました
以下、個人的な意見をまとめていきます
良かったところ
意外とマッチした「戦争×復讐×ケモノ」
本作は「ネコヒト」と「イヌヒト」がという種族が登場し人間のいない獣人の世界となっています。また獣人という括りの中でもほぼ獣よりのデザインとなっていますが、そのデザインが良く、各キャラクターの個性にマッチしているため違和感もありませんでした
僕はどちらかというと人間寄りの獣人(人ベースに尻尾とか耳が生えているレべル)の方が好きですが、意外と獣寄りもアリだな!と感じました
12人の子供が主人公となり、ゲームの題材が戦争のため中々重めな設定と言えますが、自身を犠牲にしてでも家族や友を助けたいという子供ながら強い意志を貫くストーリーは熱いものを感じました
シンプルながら楽しめる戦闘システム
タラニス(戦車)での攻撃がメインとなるため基本的には銃砲で戦うことになります。攻撃手段はマシンガン、グレネード、キャノンの3種類でそれぞれに属性(青、黄、赤)が割り当てられており敵の弱点をつくことで行動を遅らせることができます
属性が少ないためシンプルな作りと言え、それぞれ色分けされて表示されるので視覚的にも分かりやすく快適なプレイができました
またキャラクターはそれぞれ扱える属性やスキルが異なり、敵に合わせて有効的に戦えるキャラを適宜入れ替えて戦えるため戦略性を持たせつつストレスを感じさせない作りとなっており良かったです
(敵の行動を遅らせた時の効果音が結構良かったりします)
素晴らしい音楽
サイバーコネクトツー社のゲーム、中でも「.hack//」シリーズが好きなので今回も音楽に期待していましたが大当たりでした
特に「.hack//G.U」のエンディングで流れる曲(やさしい両手、真実の行方、優しくキミは微笑んでいた)を当時リピートしまくっていたのですが、本作で流れる主題歌も同じ音楽ユニット(LieN -リアン-)が担当していたためゲームのPVを見た時、鳥肌が立ちました
この曲はボス戦などの戦闘時に流れるため耳にする機会が多く、頭の中に残りやすかったのも嬉しいポイントです
悪かったところ
システム面は特に無し
ゲームをプレイしていて特に不満やストレスは感じませんでした
強いて言うならトゥルーエンドを見るために半強制的に2周しなければならなかった点でしょうか。また2周目は能力値が引き継がれるためサクッと終わらせるともりでいたのですが、敵も同時に強くなるため恩恵が少ないなとは思いました
(とはいえプラチナトロフィーを取るまでやるつもりでいたので余り支障にはなりませんでしたが)
まとめ
戦略シミュレーションゲームとして高水準な内容となっており、クリアまで一気にプレイしたくなるような面白さがありました
また戦闘以外にも「ベルマンレポート」や「ジャンヌアーカイブ」といったストーリーの背景を読み解くための文章も用意されているため、そういった視点でも楽しむことができます
難易度も高すぎず、戦闘も慣れれば簡単なので戦略シミュレーションゲームが好きな方にはオススメと言えます