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【FF9リマスター】プレイした感想・評価。「生きる」とは何か

ファイナルファンタジー9のリマスター版をプレイした感想と評価レビューをまとめます。

まず結論から

それなりに楽しめるゲームでした

評価は           3.5くらいです

FF9のリマスター版がPSプラスのカタログにあったので、年末休みを機にプレイしてみました

過去にディディアFFをプレイしていたので、主人公がジタンであることと、敵がクジャであるだけ知っていましたが、それ以外は初見でのプレイとなります

以下、個人的な意見をまとめていきます

 

良かったところ

便利機能の搭載

FF7やFF8のリマスター版にもあったような便利機能が本作にも搭載されています。特にゲームスピードの増加とエンカウント無効が非常に便利で、おっそい演出をカットしつつ不要な戦闘を回避できるので、ストレスフリーで進めることができました

PS版はロードが長かったり、戦闘開始時のカメラ演出をオフにできなかったりでテンポが非常に悪かったみたいで、更にフィールドでのエンカウント率がやたら高かったので、これらの便利機能がなかったら放り投げていた自信があります

また、上記とは別枠として「アビリティ全開」や「所持ギルMAX」といったチート級の機能も用意されています。こちらは1度使用してしまうとトロフィーが取得できなくなるなどの制限がつくので注意が必要ですが、ストーリーをサクッと見たいという人はガンガン使って良いかと思います

 

悪かったところ

キャラクターの役割が固定されている

どういうことかというと、例えばビビであれば黒魔法が使用可能、ガーネットであれば白魔法と召喚獣が使用可能、といったようにキャラクター毎にできることが決まっています

そのため、「ジタン+黒魔法が使えるビビ+白魔法が使えるガーネット or エーコ + 自由枠」といった感じでパーティーが半固定化されるため、編成の自由度が非常に低かったです(キャラクターの個性、と言ってしまえばそれまでですが)

また、パーティーに入っていないキャラクターには経験値が一切入らない仕様なので全然育たない仲間がどうしても出てきてしまうのですが、ストーリーを進める上で強制的に全キャラクター使わされるシーンが何回かあったので困りました

一応便利機能を使えば9999ダメージで固定できるので強引に突破することも可能ですが、戦闘面に関しては素の状態で進めたかったので、したくもないレベル上げをさせられました

 

ガーネットに共感できなかった

本作のヒロインであるガーネットですが、彼女の考えに最後まで共感することができず純粋に楽しむことができませんでした

理由としては、義母のブラネ女王に召喚獣をぶん盗られ、その力で国を滅ぼされ、血縁を否定され、用済みと言われ殺されかけたのに「お母様を助けたい」と言ったことにあります

嘘だよな、ガーネット・・・?どれだけ死傷者が出たと思っているんだお前・・・

しかもブラネ女王が死んだ後は精神的にショック状態に入り、魔法や召喚獣の詠唱が一定確率で失敗するようになるのでパーティーメンバーとしても邪魔になります

またエーコの方が早い段階でケアルラが使えたり、アレイズ、ヘイスト、フェイスなどを覚えるので白魔法面で比べても存在価値が薄いです。そのため最後までガーネットは倉庫番となり、エーコとジタンの旅が始まっていました

ついでにスタイナーもジタンの行動に毎回突っかかってくるので非常に鬱陶しく感じましたが、自分で考えるようになってからは言動がマシになったので耐えられました

 

まとめ

「生き死に」についてを命題としたストーリーと、そこから紡がれるジタンやビビの名台詞には響くものがありました。そのためストーリー自体は良かったです

しかし個人的にガーネットとスタイナーの言動が気になってしまい、100%楽しむことができませんでした(これが気にならない人なら一層楽しめると思います)

ちなみにストーリー的にはビビの方が大事な存在ですし、キャラクター的にもスタメンをはっていたり、かわいい言動をするため、本作のヒロインはビビだと思っています