デスマッチラブコメをトロコンするまでやり込んだのでプレイした感想と評価をまとめます。
まず結論から
そこそこ楽しめるゲームでした!
評価は 3.0くらいです
本作はあまり注目していませんでしたが「告白されると爆死する」というキャッチフレーズが面白かったので購入しました
元々はスマートフォン向けのゲームみたいで、それのフルリメイク版だそうです
なので新規でやる人はこっちのバージョンでプレイした方が良いのかと思います
以下、個人的な意見をまとめていきます
良かったところ
伏線を回収してくれる
各エンディング(BAD含む)を迎えると「とろりん」というキャラクターが何故このエンディングに至ったか、どうすれば爆死を回避できるのかなどの情報を教えてくれます
ここでしか聞けない話もあるので、それを意識しながら読み進めると伏線をキチンと回収しながらストーリーが進行していることが分かりました
投げっぱなしの設定などが見られる作品もありますので、こういった点は評価できます
とはいえ解説不足な点も少々ありましたが、それらに関してはBADエンド21でも語られたりしているのでいいかなーと思いました
シナリオチャートが便利
シナリオはどの部分からでも再開でき、いちいち分岐点でセーブポイントを作ったりしなくても簡単にやりなおせるように設計されていて便利でした
またエンディングに関わるフラグも可視化されているため、何をすればよいのか分らないままゲームをやり直す・・・みたいな事にならないのも良い点です
BAD含めると相当量のエンディングがあるので、とてもありがたいシステムです
前日譚などの追加要素
本編では語られなかった部分がショートストーリーとしてクリア後に追加されます
ここで各キャラクターの設定が深堀りされていたりするので、単なる読み物としてだけではない楽しみ方ができました
悪かったところ
ノリが軽い
「爆死する」という重めな設定を持ちながらもストーリーは結構軽い文面で書かれています
中盤くらいになるとシリアス度が増すので良かったのですが、終盤になるにつれ元の空気に戻ってしまったのが残念でした
個人的にですが、主人公がよく分からないギャグを言ったり、奇声をあげるなどのシーンが思ったより多くてげんなりしました
とはいえ主人公の設定や作り手側の意思を考えると、そういう世界でありそういうキャラクター達だから、なるべくしてなったのだと受け入れるしかないと言えます(タイトルにコメディって入っていますし)
ややリソース不足感
何がっていうと背景画像のことです
それなりに枚数はあるのですが、たまにストーリーの内容とマッチしないような背景が使われることがあり気になりました
とはいえ真っ暗な画面で淡々と進められるよりかは、何かしら映っていた方がマシなのであくまで気になった程度です
まとめ
思ったより設定が練りこまれており、適当な理由で完結しないのは良い点でした
ただ道中諸々は解決されたもののデスマッチラブコメ自体は終わっておらず、3年後に結果を出すという先延ばしタイプのエンディングだったので若干のもどかしさを感じました
そう考えるとトゥルーエンドよりも各ヒロインとの個別エンドの方が好印象です
個人的にヒロインの2人よりも志乃歌と美弥の方が気に入っただけという話ですが